SWINGIN' Live Report update: 2005. 8. 14


Live Report from the EAST Coast Gimme some sugar... reported by Shigeyan 
2005. 6. 21 & 6. 22  Tommy Hilfiger at Jones Beach Theater (Wantagh, NY) PNC Bank Arts Center (Holmdel, NJ)


  6/21/2005 Jones Beach Amphitheater, Wantagh, NY, USA
皆さんは、ライヴを見る際には、演奏曲目などを予習される方でしょうか?それとも、事前情報を可能な限りシャットアウトする方でしょうか?私は後者で、今回のツアーでのセットリストはまったく知らずに挑んだのでした。

オープニングは"Listen To Her Heart"、そして"You Don't Know How It Feels"。今回のツアーでは固定化した選曲ということを後で知ったものの、個人的には大変嬉しい選曲で、まずは感動。しかし、同時に戸惑ったのが、TomとMikeの調子でした。Tomの声はややか弱く聴こえ、Mikeのギターはリズムに乗り切れてなくて、こちらとしては、ライヴを楽しむというよりは、むしろ不安になるほどでした。粗探しをするつもりは毛頭ありませんが、Mikeが弾く"Breakdown"のイントロ・フレーズも、Tomが歌う"Free Fallin'"の歌声や"Mary Jane's Last Dance"のギターも、明らかに本調子とはいえず、大変も心もとなかったです。彼らのレベルにおいても調子の良し悪しはあるということでしょうか。まあ、この日はとにかく肌寒くて、海に面してるステージの横方向に、冷たい風がビュンビュン通っていきましたので、そのせいかもしれません。

選曲は、ベスト的選曲にレアなナンバーをうまく加えたもので、最大公約数的なものでした。また、そのようなステージ上の雰囲気ゆえか、全体的にしっとりした内容でした。"Don't Bring Me Down"や"It'll All Work Out"などのレア・ナンバーは、コアなファンにとっては魅力的で、しっとりとした流れに拍車をかけた点は否めなかったものの、仕上がりは大変美しいものでした。そして、その後の"Crawling Back To You"あたりから、Tomの調子が戻ってきて、声の張りが出てきたように思います。

このような状況ゆえに、この日は、SteveとBenmnontの達者さがより際立っていました。"Melinda"では、間奏で延々とデュオ・プレイを披露していたこの二人。ジャンルは異なるものの、絶頂期のSteve GaddとRichard Teeのデュオを彷彿するような絶妙な掛け合いで、彼らのトップ・レベルの実力をたっぷり味わえました。

ライヴの終盤には、Mikeの調子もだいぶ復帰したように感じました。本編最後の"Runnin' Down A Dream"のギターソロでは聴かせてくれましたし、アンコールの"You Wreck Me"、"American Girl"では、有終の美を飾る名演を聴かせてくれました。

このように、TP&HBのライヴとしては、かなりの課題を残すこととなった今日の内容でしたが、それをすぐ克服するのも彼らであります。明日のライヴでどれだけ内容を盛り返してくれるのかが楽しみです。
  6/22/2005 PNC Bank Arts Center, Holmdel, NJ, USA
この日のオープニングは、昨日同様"Listen To Her Heart"。以降、序盤で演奏される曲は昨日と全く同一ですが、その出来はより安定していました。何より、Tomの歌声の力強さが戻ってました。また、Mikeのキレも戻っており、昨日は聴いててハラハラした"Breakdown"も安心して聴けるものでした。そして、BenmontとSteveの最高級の実力は今日も健在でした。一方で、ScottとRonは、インパクトが他メンバーと比べてどうしても弱かったのが正直なところでした。まあ、ステージの向かって右端から見ていましたので、殆ど見えなかったことも事実ですが、印象は殆ど残っていません(すいません)。

2日連続でライヴを観ているわけですが、序盤から中盤にかけての選曲は昨日とまったく同一で、「次の曲は…」と予測して観てしまうので、とても冷静に見てしまうのが、我ながらイケナイところでした。また、セット・チェンジの間に飲んだ大量のビールが体に効いてきたようで、トイレへ行きたくなる自分が抑えられないのも、恥ずかしいのですがやむをえない生理現象でした。"Crawling Back To You"の演奏が始まって隣の観客一同が中座したタイミングを見計らい、トイレへダッシュしたのでした。

しかし、そんな不届き者には、それ相応の仕打ちが待っていました。ステージ上で演奏されていたのは、まさかライヴで聴けるとは思っていなかった"Wildflowers"。あわてて客席に戻ったのは、曲半ばでした。ああ。まあ、次のレア・ナンバー、"Girl on LSD"を聴けたので、結果オーライということにしておきましょう。観客の大多数は、この曲の存在を知らなったようですが、いかにもアメリカ人にウケそうなユーモラスな歌詞は、観客の盛り上げに大きく貢献していました。まあ、Tom用の歌詞カードをスタッフがステージ上に置いてたのは、結構笑えましたけどね。

しっとりとした"Melinda"の後は、全体的にヒートアップしていきましたが、個人的に感動したのが、"Don't Come Around Here No More"。この曲の後奏部では、1999年に観たときと同様、思わず涙が流れてしまいました。どういう訳なんでしょう。

Mikeの調子が戻った分、"Runnin' Down A Dream"の出来は昨日とは格段に異なっていました。しかしながら、Tomがやや息切れした印象も同時に感じられました。そして、前日と同様に"You Wreck Me"がアンコールで披露されてから、その不安は的中しました。なんと、この曲が、この日のオーラスとなってしまいました。

我ながら欲張りなんですが、何とか"American Girl"まで聴きたかったのに…と思いながらセットリストを貰いに行くと、なんと、そこには… "American Girl"だけでなく、HONEY BEE (maybe??)とまで書いてあったのでした。

うーん、聴きたかったなー。また観に行くしかないのかなー。
Live Report from the East Coast