SWINGIN' Live Report update: 2010. 12. 5


1980. 4. 17 & 1986. 3. 8 Kinrou-Kaikan (Nagoya, JPN) / Nagoya-Taiikukan (Nagoya, JPN)
Memories of 1986@Nagoya reported by N / K
レポートという立派なものではなくて申し訳ありません。
あまりにも時間が経ってしまって、悲しいことにコンサートの細かい内容は忘れてしまっているのです。ごめんなさい。
独りファンの私が長い時を経て巡り合ったファンのみなさんと私の想い出を共有していただけたら嬉しいです。

私は初来日、ディランのバックを務めた時の2度、名古屋でコンサートに行っています。当時、ボンジョビとかポリスとかのファンでもあったのですが、Tomは別格でした。惚れこんだものの本当にマイナーで、私以外のファンに出会ったことはありません。

初来日のときは、ジャケットをめくると裏地が南部の旗柄で、とてもカッコ良かった(と思うのですが)。後、会場を明るく照らしながら、Tomが観客のほうをみて「ニタニタ」笑っていたこと、今思い出しました。

当時、彼らが売れないのは「ダミ声と顔」と言われていたのです。Tomはニコニコと日本のファンに笑いかけたつもりだったのかもしれないのですけど、正直、ニタニタとした笑いで、「ニタニタは止めたほうが良いのに!ファンが減る」と心配になった覚えがあります。会場はそれなりに埋まっておりました(と思います)。
その後、ディランと競演というよりバックとして、待ちに待った二度目の来日を果たしました。本当にディラン・ファンには贅沢な話ですが、彼らはバックに徹しておりました。そして、HBの曲は数曲しかやらなくて・・・とても、がっかりした覚えがあります。

ディランの素晴らしいコンサートも、HBファンとしては、ちょっぴり切ないものでした。そして、私はHBのメンバーにディランでなく、HBを観にきているファンもいることを知って欲しかったし、「また来日して欲しい」と伝えたかったのです。

私も名古屋駅を経由して帰えるので、もうすぐ最終の新幹線だし、もしやと思って少し待っていました。実は私、念のためにマジックとアルバムを持っていたのです。こんなものを持ってコンサートに行ったのも初めてです。

すると、幸運なことに、ほどなく地味な雰囲気のHBのメンバーがトボトボ歩いて現れました。多分タクシーを降りて、構内を歩いてきたのだと思います。ディランもいないせいか、駅でも誰も気づいていませんでした。

これほどドキドキしたことはないというほど、心臓が高鳴りました。やはり躊躇はしたのですが、どうしても想いを伝えたく、Tomに近寄り、アルバムにサインをお願いしました。Tomもメンバーもファンが待っていたのが意外なようで、びっくりしていました(一応若い女性だったので、当時は・・・)。

「すばらしかった、私のヒーロです」と、うわずりながら、なんともくさいセリフをいって握手してもらいました。メンバー全員に握手くらいしてもらえばよかったと後から思ったのですが、みんな、なんとなく嬉しそうだったので(勝手な思い込みですが)、でも舞い上がっていたので、これが精一杯でした。
あれから二十年以上経ちますけど、最後の来日ではないと信じております。 (K)



 週刊 FM 86年3/24-4/6 ロックのあくなき挑戦者 デリシャス・インタビュー / 86年来日時のインタビュー