Live Report update: 1999. 11. 12


1999年 10月 15、16日 MGM Grand Garden Arena, Las Vegas & Hollywood Bowl, Hollywood
Live Reportでなく旅行記でなく間道紀 Jiro Hiyamizu
またしても幸運は続いたのであった!
今回はベガスと今ツアーのとりを飾るハリウッドボールに行きLIVEを見、ツアーマネージャーへ「是非日本へ!」の意志を伝えるという。

また、前回フィルモアでご同行して頂いた優しい(?)お姉様方に加え、LAに在住していたという、スーパーナビゲーター"しげやんたん"も加わるとの事(これで虐められ度合いが半分...)。

未だ健全な国民である為、パスポートは有効なようだ、LA-ハリウッドボール間では車での移動との事より、国際免許もとらなきゃ。おっ、そうそう歯ブラシも忘れずに購入購入。
そして、揺られ揺られてLAへ。

歯ブラシといえば、酔いどれ詩人Tom Waitsがコッポラとの出会いにおいて、よれよれの服の胸ポケットに歯ブラシをさしてて、「思った通りだ!」とコッポラの心を打ち、専用スタジオを提供されたとか。でも、入国審査ごときで感動されても堪らんので、おとなしくしよう。幸い上着をちょこっとグレードアップしたので無事パスだ。
揺られ揺られてベガスの地へ。
ごつごつした痩せた土地、苔の様に点在する草木、そしてギャンブルな街。
モーテルより徒歩でコインの匂いのする方へ足を進めていくと、すげージェットコースターだ!
花やしきよりでけぇや、しかし異人さん達はなんつぅ街を作り上げたもんだ。
うん? 巨大なディスプレィは??? おぉTomさん達じゃないか! うんうん今夜正に華やかな街に華やかなショーがあるのだよ!おぉ沸き立ってきた!! ツアーの後半も後半。 どういう風に曲が変わったのであろうか?

LIVE前ツアーマネージャーさんとのやり取りする。頼んでから来るのが早い事早い事。強い意志表示と有益な情報を引き出すべく、せつ子さんの奮闘ぶり!うん、いい感じだ!日本を植え付けたぞ!今後の動向に期待したい。
さぁ楽しみが増したところでビール、ビール!

ゴスペルをベースに、殺人的な長音を出しのりのりなご老人方:ブラインドボーイズのステージも終わり、SEが始まる。「No Time〜」と呟きの如く繰り返される声が切れたと同時に皆の登場だ!
僕が最初に目が行ったのはHowieだ。 おぅ生き生きしてて色艶も良い。これなら3ハロン位...(失敬)。
おぉぉぉ 1曲目からドライブ感あふれる曲で押し出してくる。凄ぇ〜衰えがまるで見られない。やはりRockは生命力の表れ、活きてるビートなのか!いいねぇ音が良すぎるよ。いや、奇麗すぎるていう訳ではなくて、AMPで割れた音がさ、渦巻いててぶつかりあってて、うねりあって....ホント生モノって感じだ。
Steve Ferroneのおじちゃんのスネアの音が固く力強いのが気に掛かってたけど、なるほどと納得してしまった。

"Swingin'"はご当地ベガスだけに受けの良い事。 後半のテンポアップが?な気持ちだけど遊び心なのかなぁ。うん、ショーだよねショー!楽しまなくっちゃ!
気づいちゃいたが、ステージ右の宝箱!"Don't come around〜"だ!ウズウズする!
ベガスという箱はTomさんの帽子な訳だ。色んなモンが詰まっている。そいつ等を一つずつ取り出して僕等に物語ってくれる。ここの大きな箱の中ではぎゅっと固められた気持ち(Good to be king)や、動き回るやんちゃなおもちゃ(Runnin' down a dream)なんかのノリの良い曲が栄えてた。

Don't come around〜:この土地でうろちょろしてると尻の毛まで抜かれちゃうよ、って教訓を得た僕達は翌日のハリウッドボールの為、1杯引っかけた後、カジノもやらずに、夜の無いこの場所よりモーテルへ。興奮覚めやらないしげやんと僕は、案の定睡眠不足。LAへ戻る機内よりの眺めは、この街自体が箱である事を発見し、いたく感動したものの皆よりポカされる。グスン。
LAに着き2組に別れる。せつこさんと安部さんは空港に残り、元気の固まりBUCHIさんを向かえに、僕としげやんはレンタカーを借りに行く。レンタカー屋さんでしげやん独り並ばせて(ほんとゴメン)、近くの線路で日向ぼっこ。空気が乾いていて空は蒼いが、車のスモッグにより霧のようにガスが低く立ち込めている。
てやんでぃ、そんなら煙草ぐらいいいじゃねぇかケチ!と想いながら、のどかな時間を過ごす。

レンタカーもようやく借りれ空港へ舞い戻るが、クレジットカードの無い人は運転できぬとの事。ふん、おいらは現金しかもたねぇだ!カード一枚で信用をうるんじゃねぇ、ヒック江戸っ子は宵越しの金は持たねぇだ。旅行中運転はしげやんとせつ子さんに任せ、DJとなり、景色を愛でる人となる。
BUCHIさんを加えた賑やかな一行はTomさんの床板を見に名所巡りをする。さっそく発見&娘さん方ハシャギまくり!写真映りが良い様に袖で名前を磨き拝む(ダスキン持ってくるんだった)。恥ずかしぃ〜、けど、逃げられない。だって恐いから...

打ち上げ用のビールを購入し、それぞれモーテルに荷物を置き一時休憩してから、夕闇迫る頃出発。
凄い凄いゾロゾロと人が集まってきている。聞けば1万7千人との事。?○△の人口より多いじゃん!一人1$恵んでもらって...うひゃひゃと不毛な事を考えてたら皆とお別れ。僕とBUCHIさんは別に購入したので、3組み離れ離れ。
オルゴール? 玉手箱かな? それを見下ろす後ろの方の席にポツンと座ると、隣は典型的な40代夫婦。前はデート中のカップル。左もカップル後ろもカップル。こ・こいつ等〜。日本でいう映画-食事-カラオケのカラオケに相当するんだろうな。むぅ気軽にLIVEが楽しめて羨ましいぞ!
そう言えばベガスでも、知らない曲や心情的に理解できん曲があると座ったり、立ったり、ビール買いに行ったり、騒いだり、キスしたり...僕達日本人が感じているRockはこちらでは、当たり前に馴染んでいる為、POPなのかもしれん。
Tomさん!言葉の壁は関係なく、日本では微妙な心理描写も秘めた意志も総て飲み込もうと待つ人々がいますぜ!はやく来て下せぇ。

夜空の元、音に包まれ、立っている。
巨大ディスプレィではMikeがギターを震わせ奏でる姿、歌う姿。
Scott Thurstonのハープによる情景描写。
Benmontのラグタイム調なピアノ演奏。
Steve Ferroneおじちゃんの笑顔(ほんと気持ちよさそうに叩くんだ)。
身体ごとリズム打っているHowieの躍動感。
Tomのニヒルな目線。 じゃなかった歌い上げる勇姿。

Tom Petty & The Heartbreakersの曲に入り込み、そして醸し出される一体感。凄い!素晴らしい!曲毎に音色の異なる波紋が広がっていく。総じて広がりのある曲。"Swingin'"や"Free fallin'""American girl" こんな・こんなに染みとおるとは!!
少し歪んだ前奏。Free fallin'! 全ての観客が立ち上がり、サビでは夜空に向けて放たれるライトの道が!そして1万7千人のコーラス!! ハッ! 息が詰まる。涙が零れる。

Tomさん、貴兄の想いに達するには、まだ尻の落着かないガキんちょだけど、僕も少しずつだが成長しているよ。是非・是非、日本に来てくれる時までには僕も....
Las Vegas & Hollywood