Learning To Fly First Step to TP&HB

TP&HBをあまりよくご存知ない方への簡単メニュー … 彼らの概略を掴む手掛かりになれば幸いです



 Hypnotic Eye 2014年 7月 Reprise Records [WBR]
奇妙なアルバム・デザインも全く気にならないほどの快心作。ビルボード200で1位を獲得。現在の最新アルバム。 <主な収録曲> American Dream Plan B / Fault Lines / Red River / Shadow People [全11曲]
<プロデュース> TP, MC & Ryan Ulyate
<メンバー> TP、MC、BT、RB、ST、SF
<チャート> 最高位 1位 (U.S.)

 Mojo 2010年6月 Reprise Records [WBR]
TP&HBとして8年ぶりとなる新作は、ライヴ録音に近い状態で作り上げられたブルース寄りの作品。 <主な収録曲> Jefferson Jericho Blues / First Flash Of Freedom / Running Man's Bible / I Sould Have Known It [全15曲]
<プロデュース> TP, MC & Ryan Ulyate
<メンバー> TP、MC、BT、RB、ST、SF
<チャート> 最高位 2位 (U.S.)

 Highway Companion  [ Tom Petty (solo) ] 2006年7月 American Recordings [WBR]
TP、Mike、Jeff Lynneの3名のみで作り上げたラフでシンプルな印象の作品。TPソロ。
* special Edition 有り。
<主な収録曲> Saving Grace / Square One / Down South / Turn This Car Around [全12曲]
<プロデュース> Jeff Lynne, TP & MC
<メンバー> TP、MC、Lynne
<チャート> 最高位 4位 (U.S.)

 The Last DJ 2002年10月 WBR
音楽業界の在り方に疑問を唱えたコンセプト・アルバム。ちょっと辛口の歌詞をソフトで懐かしいサウンドに包んで展開。
* 通常盤/限定盤(DVD付)の2種類有り。
<主な収録曲> The Last DJ / You and Me / Have Love Will Travel / Can't Stop The Sun [全12曲]
<プロデュース> George Drakoulias, TP & MC
<メンバー> TP、MC、BT、RB、ST、SF
<ゲスト> Lindsey Buckingham、Jon Brion、他
<チャート> 最高位 9位 (U.S.)

 Echo 1999, WBR
当時のTPの精神状況を反映して、歌詞もサウンドもちょっと重苦しく、地味な印象はあるが、聴けば聴くほど味のある素晴らしい曲ばかりで完成度は高い。 <主な収録曲> Room At The Top / Swingin' / Echo / Rhino Skin [全15曲]
<プロデュース> TP & MC with Rick Rubin
<メンバー> TP、MC、BT、HE、(ST)
<チャート> 最高位 10位 (U.S.)

 She's The One  [ Sound Track ] 1996, WBR
Edward Burns 監督作「彼女は最高」のサウンド・トラック盤。Burnsと意気投合したTPが、映画のテーマに通じるような作品を書き上げて、HBとともに録音。サウンド・トラックというと寄せ集めというイメージがあるが、これはオリジナル・アルバムといってもいい内容。 <主な収録曲> Walls / Angel Dream / California / Hung Up And Overdue [全15曲]
<プロデュース> Rick Rubin、TP、MC
<メンバー> TP、MC、BT、HE
<ゲスト> Lindsey Buckingham、Carl Wilson、Ringo Starr、他
<チャート> 最高位 15位 (U.S.)

 Wildflowers [ Tom Petty (solo) ] 1994, WBR
TP2枚目のソロ。プロデューサーにRick Rubinを迎え、コンピューターやシンセサイザーは使用せず、本物の音を追求して制作されたアルバムは、Rock Musicの豊かさを感じさせてくれる味わい深い作品に仕上がっている。
* "You Don't Know How It Feels"でグラミー(Best male Rock Vocal Performance) 受賞。
<主な収録曲> Wildflowers / You Don't Know How It Feels / You Wreck Me / A Higher Place [全15曲]
<プロデュース> Rick Rubin with TP & MC
<メンバー> TP、MC、(BT、HE)
<ゲスト> Carl Wilson、Ringo Starr、他
<チャート> 最高位 8位 (U.S.)
<セールス> トリプル・プラチナ・アルバム (95.8.10)

 Into The Great Wide Open 1991, MCA
『Full Moon Fever』に続いて Jeff Lynneをプロデューサーに迎えて制作。凝った繊細な音づくりの Lynne の手腕には賛否両論。内容的に決して悪くはなく、彼らにしてはクリアで洗練された音で聞きやすい一枚に仕上がっている。 <主な収録曲> Learning To Fly / Kings Highway / Into The Great Wide Open / Out In The Cold [全12曲]
<プロデュース> Jeff Lynne with TP & MC
<メンバー> TP、MC、BT、SL、HE
<ゲスト> Jeff Lynne、Roger McGuinn
<チャート> 最高位 13位 (U.S.)
<セールス> ダブル・プラチナ・アルバム (2000.10.5)

 Full Moon Fever [ Tom Petty (solo) ] 1989, MCA
TP初のソロ名義アルバム。プロデューサーに元ELOのJeff Lynneを迎え、くつろいだ雰囲気の中でTP自身が楽しみながら創ったような趣の作品。とにかく聴いていて楽しいし、セールス的にも成功したTPの代表作。 <主な収録曲>Free Falli' / I Won't Back Down / Runnin' Down A Dream / A Face In The Crowd [全13曲]
<プロデュース> Jeff Lynne with TP & MC
<メンバー> TP、MC、Lynne、(BT、HE)
<ゲスト> George Harrison、Roy Orbison、他
<チャート> 最高位 3位 (U.S.)
<セールス> 5.0-マルチ・プラチナ・アルバム (2000.10.5)

 Let Me Up (I'VE HAD ENOUGH) 1987, MCA
Bob Dylanとの全米ツアーの後にレコーディングされたアルバム。その影響からか全体的にラフでワイルドな印象を受けるが、一方でとてもメロディアスなナンバーも含まれている。
* "Jammin' Me"はDylanとTP、MCによる共作曲。
<主な収録曲> Jammin' Me / Runaway Trains / It'll All Work Out / A Self-Made Man [全11曲]
<プロデュース> TP & MC
<メンバー> TP、MC、BT、SL、HE
<チャート> 最高位 20位 (U.S.)

 Pack Up The Plantation - Live! 1985, MCA
1985年の「Pack Up The Plantation」ツアーからの録音を中心としたTP&HB初の公式ライブ・アルバム。オリジナルだけでなく、好んでステージで取り上げるカヴァーも収録。若々しい魅力に溢れている。 <主な収録曲> So You Want To Be A Rock & Roll Star / Needles And Pins / The Waiting / Southern Accents [全14曲]
<プロデュース> TP & MC
<メンバー> TP、MC、BT、SL、HE、( RB)
<ゲスト> Stevie Nicks
<チャート> 最高位 22位 (U.S.)

 Southeren Accents 1985, MCA
TPが自身のルーツである南部をテーマにしたアルバムを制作しようとスタートしたものの、途中かなりの混乱があり、紆余曲折を経て完成。南部を感じさせる作品に加え、Dave Stewartとの共作品も混在し、ヴァラエティに富んだ内容。TPの新たな魅力を導き出し、ターニング・ポイントとなった作品。 <主な収録曲> Rebels / Don't Come Around Here No More / Southern Accents / The Best Of Evrything [全9曲]
<プロデュース> TP & MC, Jimmy Iovine, Dave A. Stewart, Robbie Robertson
<メンバー> TP、MC、BT、SL、HE
<ゲスト> David A. Stewart、Richard Manuel、他
<チャート> 最高位 7位 (U.S.)
<セールス> プラチナ・アルバム

 Long After Dark 1982, Backstreet [MCA]
『Torpedoes』的な音作りを意図したIovineに押された形で制作されたアルバム。初めてサウンドに本格的なシンセサイザーを取り入れている。"You Got Lucy" "Change Of Heart"などのヒット・シングルも生まれた。 <主な収録曲> A One Story Town / You Got Lucy / Change Of Heart / Straight Into Darkness [全10曲]
<プロデュース> TP & Jimmy Iovine
<メンバー> TP、MC、BT、SL、HE
<ゲスト>
<チャート> 最高位 9位 (U.S.)

 Hard Promises 1981年5月 Backstreet [MCA]
出世作『Damn The Torpedoes』に続くアルバム。前作と同じことはしたくないTPの意向で、ノリの良いRock'n'rollとメロディアスなバラードが同居する形に。
フリートウッドマックのStevie Nicksがゲスト参加、"Insider"でTomとデュエットしている。
<主な収録曲> The Waiting / A Woman In Love (It's Not Me) / Something Big / Insider [全10曲]
<プロデュース> TP & Jimmy Iovine
<メンバー> TP、MC、BT、SL、RB
<ゲスト> Stevie Nicks
<チャート> 最高位 5位 (U.S.)
<セールス> プラチナ・アルバム (81.8.10)


 Damn The Torpedoes邦題: 『破壊』  1979, Backstreet [MCA]
所属レコード会社との法廷闘争の最中に制作されたアルバムは、TPの不屈の精神を反映する素晴らしい内容に仕上がるとともに、トリプル・プラチナを記録する彼らの大出世作に。ストレートなR&Rは時を経た今でも新鮮で魅力的。 <主な収録曲> Refugee / Here Comes My Girl / Even The Losers / Don't Do Me Like That  [全9曲]
<プロデュース> TP & Jimmy Iovine
<メンバー> TP、MC、BT、SL、RB
<チャート> 最高位 2位 (U.S.)
<セールス> ダブル・プラチナ・アルバム (1984. 10. 12)

 You're Gonna Get It! 1978, Shelter [ABC]
セカンド・アルバムにして初のゴールド・レコードに輝き、TP&HBとしての存在を示したアルバム。彼ら自身も、この頃より次第に人気バンドとなっていく、大ブレーク直前。 <主な収録曲> When The Time Comes / Too Much Ain't Enough / I Need To Knoow / Listen To Her Heart [全10曲]
<プロデュース> Denny Cordell, Noah Shark & TP
<メンバー> TP、MC、BT、SL、RB
<チャート> 最高位 23位 (U.S.)

 Tom Petty & The Heartbreakers 1976, Shelter [ABC]
記念すべきデビュー・アルバム!"Breakdown""American Girl"など、彼らの代表ナンバーが含まれているが、当初はあまり注目を集めなかった。イギリスで"Anything That's Rock'n' Roll"がヒットし、ようやく火がつくことに。 <主な収録曲> Breakdown / Anything That's Rock'n' Roll / Fooled Again (I Don't Like It) / American Girl [全10曲]
<プロデュース> Denny Cordell
<メンバー> TP、MC、BT、SL、RB
<チャート> 最高位 55位 (U.S.)

<主な収録曲> アルバムの中から(独断で)代表的な4曲を選びました。
<メンバー> 略語は次の通り。 TP=Tom Petty、MC=Mike Campbell、BT=Benmont Tench、SL=Stan Lynch、RB=Ron Blair、HE=Howie Epstein、ST=Scott Thurston、SF=Steve Ferrone
<ゲスト> 主な参加ミュージシャンのみ表記。
<セールス> プラチナ・ディスク以上のもののみ表記。


 Greatest Hits 1993, MCA
初期のヒット曲から順を追って並んでいるので、これから彼らの曲を聞いてみようという人にお勧め。デビュー以来、MCAに残した10枚のアルバムの集大成で、(2003年11月時点で) 1,000万枚の売り上げを記録する大ヒットとなっている。
<収録曲数> 日本盤・ヨーロッパ盤: 全19曲 (US盤: 18曲)

 The Live Anthology 2009, Reprise/WBR
TP&HBのライブ活動全般を時代的に網羅するライブ・レコーディング集。膨大なライブ音源から厳選された曲目は、1978年から2007年までの主要ツアーをカバー。彼ら自身のヒット曲やオリジナル・ナンバーに加えて、様々なカヴァー曲も多数収録。
<収録曲数> 通常盤: CD4枚組 48曲、デラックス盤: CD5枚組 62曲

 Anthology : Through The Years 2000, MCA
MCA時代の作品の中から選ばれた2枚組のベスト盤。各アルバムからの代表曲が網羅されている上に、所々に嬉しい選曲も。内容的には既に発売されている『Greatest Hits』と『Playback』の中間にあたるような作品。収録曲はデジタル・リマスターが行われたということで、心なしか音がクリアーになった??という意見もあり。
<収録曲数> 2枚組 全34曲

 Playback [box set] 1995, MCA
MCA時代の作品を集大成するCD6枚組のボックス・セット。Disc1~3は11枚のオリジナル・アルバムから選ばれた代表作の数々。Disc4~6はシングルB面曲、未発表曲、デモ・ヴァージョン、Mudcrutch時代の作品など盛り沢山。ファンにとっては夢のような内容。
<収録曲数> 6枚組 全92曲

お薦めアルバムはズバリ… 『Greatest Hits』!!
って、それじゃあ反則でしょうか。とはいえ、これまであまりTP&HBを聴いたことがなくて、「何から聴き始めれば良いの??」という方には、やはりベスト盤は入りやすいでしょうし、薦めやすいのです(笑)。MCA時代(1976年から1991年まで)のオリジナル・アルバム8枚からヒット曲・有名曲が網羅されていて、さらには1993年に録音された新曲入り。(前期) TP&HBの集大成と言っても良いでしょう。
もう少し踏み込んで、「アルバム単位で聴いてみたい」という方向けのお薦めも考えてみましょう。とはいえ、30数年をひとまとめにするのは難しい。TP&HBという本質は変わっていないとしても、デビューからの時間の流れの中で彼らなりの変化を遂げていくのですから (加えて、その時代の音というものもあり)。単純に言ってしまうと、若々しくイキの良いシンプルなR&Rから始まって、様々なものを吸収し、サウンドや歌詞により深みを増して、近年は重厚感と渋みが加わっていく… そんな流れです。
30年を通して「ベスト3」を選ぶのが難しかったので、彼らの活動を所属レーベルごとに分けて、それぞれから選んでみました。MCA在籍は、1976年から1991年(デビュー・アルバムから『Into The Great Wide Open』)まで。WBR在籍は、1994年から現在まで(『Wildflowers』以降)。1992~1993年はMCA、WBR双方にからんでいる境界期(??)です。
当然ながら、前者<MCA yeas>は若々しくてノリの良いロックン・ロールが多め、後者<WBR years>は渋めです。


 <MCA years>
Damn The Torpedoes Pack Up The Plantation-Live Full Moon Fever

いや、1stの『TP&HB』や『Southern Accents』 『Into The Great Wide Open』などなど…が入ってないので抗議がきそうな気もします(笑)。アルバムごとに違った表情を見せてくれるのも彼らの魅力。こればかりは選ぶのが難しいです。


<WBR years>
Waildflowers Echo Hypnotic Eye (最新作)

WBR時代は枚数が多くはない(全7枚)ので、3枚選ぶとなるとほとんど選んでるという気もしますが… 取りあえず、最近の彼らに興味がありましたら、こちらから聴いてみて下さい。MCA時代とは違った彼らの魅力を見出すことでしょう。ちなみに、私はこっちの方が好きだったりします。