Learning To Fly First Step to TP&HB

TP&HBをあまりよくご存知ない方への簡単メニュー … 彼らの概略を掴む手掛かりになれば幸いです

 about Tom Petty and the Heartbreakers

ハイスクールを卒業して本格的に音楽活動をスタートしたTom Petty (TP)は、友人と Mudcrutchというバンドをはじめます。そこに加入したのが、ギターのMichael (Mike) Campbell、キーボードの Bennmont Tench。1970年代初めには既にTP&HBの主要メンバー3人が揃っていたのです。Mudcrutchは地元フロリダでの成功を経て、1974年4月にロサンジェルスへと活動の場を移しますが、力を出しきれないまま1975年後半に空中分解。解散後、TPはソロ・アルバムの制作を進めますが、Benmontが、ドラムスのStan Lynch、ベースの Ron Blairと一緒に活動をはじめたのを知って、彼らに Mikeを加えたメンバーで新たなバンドを結成することを決意。こうして、Tom Petty and the Heartbreakers (TP&HB)が誕生します。

1976年にファースト・アルバム『Tom Petty and the Heartbreakers』をリリース。パンク・ニューウェイヴ全盛の当時、彼らのようなバンドはあまりもてはやされなかったようですが、地道な活動のうちに次第に認められるようになり、その地位を確立していきました。1979年、所属するレコード会社(MCA)とのトラブルから法廷での裁判闘争という苦しい状況に陥ってしまうのですが、その中で制作された『Damn The Torpedoes (破壊)』は、彼らの怒りや反骨精神が反映された素晴らしい内容に仕上がります。MCAとの和解後に発売されたアルバムはトリプル・プラチナを獲得する大ヒットとなり、一躍、トップ・バンドの仲間入をしました。

 

続く80年代はアルバムを発表し、精力的なツアーを続けることで、より多くのファンを獲得し、その地位を不動のもにしていきます。1983年のツアーを終えたTPは、自らのプロデュースでアルバム制作を進めていましたが、疲れとストレスから壁に左手の拳を叩き付けて骨折。一時は、ギター・プレイヤー生命も危ぶまれましたが、なんとか怪我から回復し、アルバム『Southern Accents』を完成させると久しぶりのツアーに出ました。この事件はTP&HBにとって大きな転機となりました。また、85年9月に行われたファームエイドで TP&HBは Bob Dylan のバックを務めますが、意気投合した彼らは86年~87年の2年間のツアーで90回に及ぶステージを共にし、ファンの熱狂的な支持を得ます。

87年末、TPは元ELO・Jeff Lynne をプロデューサーに迎えてソロ・アバムの制作にとりかかります。TPにとってJeffとの共同作業は相性も良く、充実した創作活動を行うことができたようです。完成したアルバム『Full Moon Fever』 はトリプル・プラチナを記録するTPの代表作となりました。 同時期、TPは Harrison / Lynne / Orbison / Dylan / Pettyによる Traveling Wilburys にも参加、ビッグ・ネームによるスーパー・グループとして評判になりました。また、HBたちもそれぞれが精力的な活動を行い、そこから様々な交流が生まれました。

1991年に再びHBとのアルバム『Into The Great Wide Open』を発表した後、TPは Rick Rubin をプロデューサーに迎えてアルバムの制作に入ります。94年に発表された『Wildflowers』(TPのソロ2作目)は非常に高い評価を得て、グラミー賞も獲得しています。99年には TP&HBのオリジナル作としては8年ぶりとなる『Echo』をリリース。重厚で深みの増した作品から、彼らのさらなる前進を感じさせてくれました。

HBのラインナップですが、40年間、TP、Mike、Benmontというメインの3人は変わっていません。1982年にベースの Ron Blair が脱退し、代わって Howie Epstein が加入。Howie は20年間、バンドを支えた後に脱退 (それから1年経たない2003年2月24日に急死)。HBにはオリジナル・メンバーの Ron Blair が復帰しました。もう一人のオリジナル・メンバー(ドラム)の Stan Lynch は、『Wildflowers』完成後に脱退。代わって、Steve Ferrone を迎えました。また、90年代以降のツアーでサポートをこなし、6番目のHBだった Scott Thurston も無くてはならない存在です。現在のメンバーは、TP、Mike、Benmont に、Scott、Steve、Ron の6人です。

2000年以降、TP&HBはアルバム制作とライブ活動をコンスタントに行なっています。また、デビュー25周年の2001年には「ロックの殿堂」に選出され、授賞式には TP、Mike、Benmont、Howie に加えて Stan、Ron も顔を揃え、多くのファンを喜ばせました。2006年、バンドはついにデビュー30周年を迎えました。レコーディング、ライブ&ツアーの第一線から一度も退くことなく現役のままで (これは非常に珍しいことだと思います)。そして、2008年2月には全米最大のイベント、スーパーボールのハーフタイムショーで演奏するという栄誉も得ています。


本格的TP&HBヒストリーはこちらをご覧下さい


 Tom Petty ヴォーカル、リズム・ギター
TP&HBを引っ張るリーダーであり、ソングライター、ヴォーカル&リズム・ギターとして、常にTP&HBの表に立つ存在。
困難にぶつかっては自分の信じる道を突き進む姿勢と、それを反映するような曲が、多くのファンの支持を集め、30年以上にわたり、アメリカン・ロックの世界に君臨(??)。
<生年月日> 1950年 10月 20日
<出身地> フロリダ州 ゲインズヴィル

 Mike Campbell リード・ギター
TPに誘われる形でMudcrutchの一員となり、その後40年以上もの間、常にTPと一緒に活動。TP&HBを支える偉大なギター・プレイヤーであると同時に、ソングライター/プロデューサー/エンジニアとしても高く評価されている。
<生年月日> 1950年 2月 1日
<出身地> フロリダ州 パナマ・シティ

 Benmont Tench キーボード
Mudcrutch時代からTP、MCとともに活動。非常に才能溢れるキーボード・プレイヤーであり、ソングライターでもある。バンド外のセッション活動にも熱心で、これまでに数多くのアーチストのレコーディングに参加。
<生年月日> 1953年 9月 7日
<出身地> フロリダ州 ゲインズヴィル

 Ron Blair ベース
1976年から1981年までベース・プレイヤーとして活動した後、脱退して音楽活動を停止。
Howie Epsteinの脱退後、2002年より復帰。
<生年月日> 1952年 9月 16日
<出身地> ジョージア州 メイコン

 Scott Thurston ギター、ヴォーカル etc...
1990年代初め頃より、6番目のHBとしてツアー等に参加。ギター、ベース、キーボード、ハーモニカ、ヴォーカルと何でもこなすマルチ・プレイヤー。今や彼なくしてはバンドが成り立たないと言っても過言ではない。
<生年月日> 1952年 1月 10日
<出身地> オレゴン州 メッドフォード

 Steve Ferrone ドラム
1994年のTPソロ作『Wildflowers』に参加して以来、TP&HBのドラムを担当。セッション・ミュージシャンという印象が強いが、TP&HBに腰を落ち着けて既に15年、すっかりメンバーの一員となっている。
<生年月日> 1950年 4月 25日
<出身地> ブライトン (イギリス)


  ex-heartbreaker

 Stan Lynch ドラム
1976年の結成時から1994年まで在籍。ダイナミックなドラム・プレイとそのキャラクターはHBにとって重要な存在で、今なお彼のファンも多い。
現在はナッシュビルを音楽活動の拠点とし、作曲・プロデュース活動をマイペースで行っている。
<生年月日> 1955年 5月 21日
<出身地> オハイオ州 シンシナティ

 Howie Epstein ベース、ヴォーカル
1982年からRon Blairに代わってHBに加入。ベース・プレイヤーとして、さらにはハイハーモニー・シンガーとして常にTPをサポートし、20年間もHBを支えていた。
2002年5月脱退、2003年2月死亡。
<生年月日> 1955年 7月 21日
( 2003年2月 24日 死去)
<出身地> ウィスコンシン州 ミルウォーキー