TP&HB が Legend Award を授賞。プレゼンターは Stevie Nicks が務めました。TP&HB による演奏は “Runnin’ Down A Dream”と “I’m Crying” の2曲でした。
スピーチの中でTPは次のように語ったそうです。
This band has the greatest fans in the world. I want to thank all you people out there, if you are watching or listening…
Award ceremony
- date 2003.10.27
- place Aladdin Theater, Las Vegas
report
詳細はリアルタイムでTV放送を見た現地特派員(Shigeyan)のレポートをご覧ください。
10月27日(月)午後9時~11時(東部時間)、NBC系列で Radio Music Awards の模様が生放送されました。Michelle Branch、Jewel などの豪華メンツが生演奏を繰り広げる中、番組の目玉は Michael Jackson の久しぶりのTV出演でした。もっとも、Michael の生演奏はなく、お蔵入りしていた同時多発テロのチャリティ曲”What More Can I Give”のプロモーション・ビデオ上映のみでした。”We Are The World”を彷彿させるこの曲には、Tom もコーラスで参加しており、ビデオでもその姿が数カット映りますが、私には歌声を聞き取ることが出来ませんでした。
まあそんなこんなで、いつ TP&HB が登場するのかヤキモキしていましたが、番組の最後部、10時40分台にようやく登場し、”Runnin’ Down A Dream”の演奏を開始した時には思わずガッツポーズ、同時にダンシング。TPは胸をはだけた黒いシャツに濃青のスーツで、他のメンバーも黒を基調としたタイトなものでした。肝心の演奏も極めてタイトで、最後のギターソロが短めだったのはやや残念でしたが、その迫力は他の出演者が足元にも及ばないほど貫禄たっぷりのものでした。
演奏終了後、Stevie Nicks が登場し、1980年に知り合った時の経緯を語った後、「RMA Legend Award」としてTP&HBを表彰しました。表彰後のTPのコメントは次の通りです。
「ありがとう。Stevie、ありがとう、いい人だね。ここに来て、表彰してくれたことはすごく大きいよ。本当に嬉しいよ。(ラジオ局の)ディスク・ジョッキーや編成スタッフに、知られてなかったバンドに賭けて(ラジオで流して)くれたことを、本当に感謝します。そして、このバンドには世界で最も最高のファン達がいるんだ。そんなファン達… これを観てる人、聞いてる人達に感謝します。本当にありがとう。」
ここまで出演のアーティストは各1曲ずつの演奏だったため、これでお開き、と思いきや、CM入り前のテロップに「Coming up … Tom Petty and the Heartbreakers」の文字が。そう、CMの後、更に “I’m Crying”を演奏する、という破格の扱い。今年に入り、たびたび披露している曲ですが、今ではすっかり自分達のものとしている印象を受けました。まさに「legend」です。
reported by Shigeyan [2003年11月11日発行 Depot Street vol.59 より転載]