2012. 6. 14 付ブログから転載
出たーー!
今年はツアーに乗り遅れて寂しさ漂う今日この頃でしたが、その残念さを補って余りあるものをGETしました! そう、私の永年の夢「1997年1月31日、サンフランシスコ Fillmore ライヴ」の音源です。これは私がはじめて TP&HBを観た日であり、かれこれ15年間、恋焦がれ待ち望んでいたのです。ブート探索や音源DLを通じて常に探してきたもので、タイトルとしては目にしたことがありましたが、なかなか入手のチャンスには恵まれませんでした。
それが、数日前の朝にひょっこりと某所にアップされていて、きゃあああああ~と悲鳴あげつつ速攻でDLしました。もう大事件、大興奮です。(でも、ひとりウットリする私を尻目に、JKさんには「そんなの普通に出回ってる」と言われました。そうなんですか~??修行が足りませんね。)
15年以上昔のオーディエンス録音ですので、現代のものと比べると当然ながら質は下がります(ブート特有のこもったような音です)が、気になるのは出だしだけで聴き慣れてくると特に問題にはなりません。周辺の観客の声も邪魔になることは少ないです。
唯一、「I Won’t Back Down」のときだけ、異常に音程の外れた甲高い声が聞こえてきて… (超笑った) あまりのことに怒る気にもなれません。
Fillmore だよな~と半信半疑(?)で聴き進めていくと、6曲目「Call Me The Breeze」の後の最初の長い MCで TPは「ラジオのために録音している」ような旨をしゃべり(実のところ、ほとんど聞き取れませんが)、次の曲「Time Is On My Side」に入るのですが… この瞬間、私のおぼつかない記憶がフラッシュバックし、その場の空気が甦ってきたのです。それは何とも言えない感覚で、ひとり興奮と感動に浸ってしまいました。
後は、そのときを追体験するかのように、一曲一曲にじーっと聴き入りました。この曲目、この演奏、この会場… どこを取っても素敵すぎる。後半のアコースティックセットでは、ここまでの Fillmore 公演では封印されていた「American Girl」が演奏され、待ち焦がれていた観客が一瞬どよめいたっけ。
続く「The Wild One, Forever」はこの時の演奏を聴いてから大好きになった曲のひとつです(ブログのタイトルにもしたほど)。さらには、この日のオープニング・アクト兼ゲストの Roger McGuinn との The Byrds ナンバーの共演 … まさに夢のようでした。
イケないものとはいえ、あのときの興奮と感動を思い出すことのできる音源に出会えたことは本当に感謝感激。これこそが私の観た「最初のTP&HB」ライヴなのだと思うと、ついニヤニヤしてしまうのでした。
<曲目>
- Around & Around
- Jammin’ Me
- Runnin’ Down A Dream
- Lucille
- Call Me The Breeze
- Cabin Down Below
- Time Is On My Side
- [ Goldfinger ]
- Listen To Her Heart
- The Date I Had With That Ugly Homecoming Queen
- I Won’t Back Down
- It’s Good To Be King
- Green Onions
- Like To Love You
- I Want You Back Again
- Little Maggie
- Walls (Acoustic)
- Angel Dream (Acoustic)
- Even The Losers (Acoustic)
- American Girl (Acoustic)
- The Wild One, Forever (Acoustic)
- So You Want To Be A Rock & Roll Star
- It Won’t Be Wrong
- Drug Store Truck Drivin’ Man
- I Want To Hold Your Hand
- You Really Got Me
- County Farm
- You Wreck Me
- - encore -
- 29. Mary Jane’s Last Dance
- 30. [ Gloria ]
- 8.はオフィシャルにリリースされたためカット、30.は録音されておらず