Sun, Feb 3, 2008 at University of Phoenix Stadium, AR
2月 3日(日本時間4日午前)に行なわれた第42回スーパーボウルのハーフタイムショウで、Tom Petty and the Heartbreakers が演奏しました。しっかり有休を取って自宅観戦しましたので感想をご報告します。
とにかく、いつも通りに普通に演奏してくれれば(OK)… というのが事前の想いでした。子供の晴舞台を見守るママのような心境??30年以上のキャリアを誇り、数々の大舞台も経験してきた彼らではありますが、ここまでメジャーなステージというのもない訳で。多分、似たような想いを持って見守っていたファンも多かったはず。
曲は予想通りの4曲。American Girl、I Won’t Back Down、Free Fallin’、Runnin’ Down A Dream。結果として『Full Moon Fever』のナンバーが3曲も(恐るべし)。まあ、ノリや人気(認知度)や長さからいくと、そうなってしまうのでしょう。時間の関係でしょうか、”Runnin’ Down A Dream”はショートバージョン(2番を飛ばした)でした。
演奏は多少硬さもあり、いつもより余所行きっぽい部分もありましたが、それでも彼らの魅力は十分に発揮されていたと思います。巷には「パワーがない」「パンチが弱い」的なご意見もあったようですが、元々それが彼らの持ち味ですから。ゴテゴテとした装飾のないシンプルな演奏。いかなる大舞台でも「自分たちのやるべき事をやるだけ」… と媚びることもない。いつものように気負いのない彼らの演奏に、妙に嬉しくなってしまうのでした。結論として、相手はやはりプロなんですよね。心配している方が間違っている訳で(笑)。無事に大役を果たしたのでした。
一つだけ切なかったのは…演奏を観ている瞬間瞬間に浮かぶ Howie の姿。もし、彼がいたらどうだったろうと想像せずにはいられません。今の TP&HB は全くNOではないけど、心情的に Howie 派なもので… 時にセンチメンタルなのです。
TP は事前にインタビュー番組で観た通り、長髪ヒゲ面のまま。とはいえ、悪くない。眼が澄んできれいに見えた。Mike も悪くなかった。今のスタイルは周囲には結構不評なんですけど、私はOK。髪とヒゲが黒々としていたので、きっと染めたに違いない。Benmont はあまり写らなかったが、白髪気味の髪の毛が伸びていて少々オジイちゃん化が進んだ印象。Scott もパッと見ると老けたなあと感じた。Steve はキャップがキマっていた。Ron はあまり変化がないがいつもながら顔がでかい。全員が普段通りのダーク・スーツだったけど、服装的にもOKだった。今回は点数が甘いかな(笑)。
実のところ… 演奏が始まった瞬間、フィールドでステージに駆け寄る観客同様に、私もなぜかTV前に突進してました(笑)。そして、TP の瞳に吸い込まれ、Mike のギターに釘づけになり… TVの前でライヴの時と同じように固まってました。最後の Mike のギター・ソロは一昨年の Greak Theater を想い出した。やっぱカッコ良いっ!!
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