1-3. 興味津々 Live Report


Tower Recordsの壁面にはTP&HBのニュー・アルバム『ECHO』の看板が。

しかも、「Live At The Fillmore」のスケジュール入り。

** Personel Report (by Setsuko & Jiro)

まずは TP&HB メンバーの様子を。せつこさんは impressions 、ジローさんはライヴ中を描写してます。

Tom Petty:

多少首のあたりの皮膚にたるみが…。年取ったなあという印象免れない。しかしあの独特の流し目は未だ健在。強力色気パワーにアメリカ人の若い女の子達がキャーキャー騒ぐ。中年女性も負けじと思い切り胸の開いた服装で最前列を陣取り、お色気でせまろうという勢い。相変わらずのバンドの魅力、女殺しぶり。Tomさんも外見上多少衰えがあるものの、演奏、舞台での動きは元気一杯。やんちゃ振りを発揮していた。服装は白っぽいダウンシャツに明るい茶色の皮のパンツ(はじめは白い上着も着用)。でもスニーカーがちょっと安っぽかった…。髪は若干短くなっていたが、基本型は維持。(S)

おっ!Tom がVで弾いてる。なんとやんちゃな人なんだろう。Tom がソロを取る時はあまりの繊細さが爆発したみたいに掻き鳴らしてる。黄色い歓声をあのクネクネダンスでかわしながら、感性の赴くままに漂って行っている。Tom の歌声を山羊声(笑)と形容した方がいるが、[山羊]=[悪魔の使い]より人を魅了するのに本当に長けた人だ!(J)

Mike Campbell:

Tomさんと同年齢の Mike が予想を裏切ってとてもかっこよく、スマート。心身ともに充実している印象。Mike は色シャツ(濃い茶色)に上着、黒のパンツに黒の革靴でとてもスマート。髪を切ったとの事だが、以前を知らないのでわからないが、今の長さはちょうど良くバランス的にGood。似合っている。(S)

それにしても、Mikeはギターを持ち換える・持ち換える。マンドリンも含めて、SG、ファイヤーバード、ジャガー、レスポール、レスポールJr、ストラト、ダブルネックギターなどなど10本位をほぼ1曲ごとに取り替る。しかもそれらをイーボーやボトルネックを使ったり、指でつま弾いたり、繊細かと思うとフェンダーのAMPからブリバリと割らしたり、レズリースピーカーを使用したりと … なんか、Mikeが「このギターはこういうのに向いているんだよ」って「わくわくギター教室」が開かれてるみたいで楽しかったです。(J)

Benmont Tench:

年齢不詳の若々しさ。髪の毛さえ豊富なら学生と言っても通用するほど。自然体で淡々としている。Tomさんもステージでのメンバー紹介の時に”Forever Peter-Pan”と紹介していた。よく手を合わせるが、仏教徒かも?服装は白のYシャツに黒っぽい上着。2日目は真っ黒のネクタイ着用(あれじゃ喪服になっちゃうから日本ではやめてね)。Basic 路線。初日は位置的に Ben の足元しか見えず、ちょっと寂しい。2日目はもう少し見えたが、ピアノの鍵盤は完全にあちら側を向いており、その素晴らしいテクニックは音を聴くしかなかった。(S)

初日は位置的な関係もあり、あまり聞こえてこなかったが、ふぅ~、ため息が出てしまいます。ラグタイム的なものから印象的なものまで、そして基本がROCK。んでもって紳士である。もう言葉もありません。是非日本に来たときは「赤ちょうちん」なお店で呑んで欲しいものである(口惜しいからミスマッチを求めた)。(J)

Howie Epstein:

He looked terrible. 顔の皮膚がたれさがり、顔色もとても悪く、目に力が入っていない。ステージに立ってベースを弾いているものの、かろうじてやっているという感じだった。Cathy に聞いてみたところ、(ハッキリしたことはわからないけど)数年前からどんどん痩せてきて今に至っているとのこと。「コンサートをやって観客の Feedback を受ける事で、また元気を取り戻してくれるといいのだけど」と言っていた。ちょっと不安要素大。(S)

あのハイトーンでのコーラスは残念ながら、あまり発揮されなかった。が、やはりリズム感がべらぼうにいい!! アタックは丸く伸びがある音を使い、ノリノリな曲では、バンド内での音の隙間を埋めていた。聞かせる曲では … これがまたいいんです!!(J)

Steve Ferrone:

大柄で、パワフルな印象。坊主頭で眼鏡をかけており、紳士的な印象?ピアノの横のパーカッションを演奏していたとき、彼を見て手を振ったら、笑顔で応えてくれた。(S)

ドラミングはいたってシンプル。本領発揮はパーカッションにて。曲が曲だけにしょうがない。黒人独特の跳ねる感じは少なく、その容姿からも落ち着きあるサウンドを醸し出していた。(J)

Scott Thurston:

舞台の反対側だったので、あまり観察できなかったが、何でもこなすミュージシャンで、”Little Maggie”ではリードボーカルもこなし(97年のFillmoreでもやっているが)大活躍。とてもこなれて馴染んでいる印象。(S)

ご存じの通り、その何でも屋さんの本領発揮!!曲によっては歌も歌うしソロもとる。勿論コーラスもOK!未だ正式な Heartbreakers じゃあないのかなあ?あんなに情熱的なハープが吹けるのに?と不思議な人。(J)

(おまけ) TomさんのGF:

1日目に Cathy からその存在を知らされた。いつも舞台の左手2階のバルコニーからショーを見ているとの事。”She is very nice person.”とのこと。実物は金髪のスレンダーな美人、クールな印象。細身のパンツがよく似合う。かなり若そう。20代後半もありうる。ショーの前の準備中にステージ近辺をうろうろしたり、かなり慣れている様子。Tomさん自身も曲の合間のトークでGFのことに触れるなど(「この間ホテルでGFと喧嘩した時…」)かなりオープンな様子。公認の関係ということらしい。精々、Tomさんの精神的な支えになっていただきたい方。(S)

** Opening Act

私たちの見た2晩とも Opening Act は Taj Mahal でした。20:00過ぎから40分くらいのステージ。キーボードとギターをこなし、客を巻き込みながらの演奏にはパワーと渋さがありました。ただ私は疲れと寝不足のせいで、2晩とも途中で立ったまま別の世界に引き込まれそうになっていました(もう何度も気を失いそうになりました)。Taj Mahal さん、ゴメンナサイ。

8時になるとオープニングが始まった。タージマハールという黒人のミュージシャン。Tomさん自身が出てきて、紹介した。(とてもカジュアルな行動で驚いた。) 「僕らが世界中で最も愛するミュージシャンのひとり」と言って紹介していた。(S)

お~、こりゃたまらん。アンタいったいなにもんなんだ?手癖のみでグイグイと弾きまくるアンタにゃ負けた。客あしらいもうまいもんで、ついついみんな唄わせられちゃって40分間すべておっちゃんのペース。Happy なリフでありながら Blues しまくってる。探すよ!アンタのレコードを!! アンタみたいなおっちゃんがウロウロしてると思うとたまらんわぃ! そこらで酒呑んでうだうだしているおっちゃん達までもがみんなすごい奴らに思えるわぃ!! 広いなぁ~、深いなぁ~、スゲーよなぁぁ。(J)

** Live Report

personel

  • Tom Petty Vocal, Electric Guitar, Acoustic Guitar, Harmonica
  • Mike Campbell Electric Guitar, Mandolin, Vocal(on “I Don’t Wanna Fight”)
  • Benmont Tench Piano, Keyboard, Backing Vocal
  • Howie Epstein Bass, Guitar, Backing Vocal
  • Steve Ferrone Drums, Percussion
  • Scott Thurston Electric Guitar, Bass, Harmonica, Vocal(on “Little Maggie”)

#4 Fri, March 12th

1. Rip It Up
2. Runnin’ Down A Dream
3. Cabin Down Below
4. Other Woman Blues
5. Swingin’
6. Call Me The Breeze
7. You Don’t Know How It Feels
8. Listen To Her Heart
9. I Won’t Back Down
10. Mary Jane’s Last Dance
11. It’s Good To Be King
12. Telstar
13. You Are My Sunshine
14. Homecoming Queen
15. Little Maggie
16. Lay Down My Ol’ Guitar
17. Walls(no drums)
18. Angel Dream
19. Guitar Boogie Shuffle
20. Anyone Else But You
21. Room At The Top
22. I Don’t Want To Fight
23. County Farm
24. You Wreck Me
– encore –
1. Sweet William
2. Gloria

21:20~23:20 ライヴ本編 (24曲)
23:35~23:40 アンコール (2曲)

ライヴはノリの良い R&R ナンバーでスタート。続いて惜しげもなく、”Runnin’ Down A Dream”でパワー全開に。演奏された曲は前回のFillmore同様、彼らの代表曲とカバー曲、それもきっと彼らのお気に入りばかりでしょう。全体にノリの良い曲が多かったようです。ニュー・アルバム『ECHO』からの新曲は3曲でした。最初に演奏された”Swingin'”の切ない美しさに、改めて『ECHO』への期待が高まりました。

また Fillmore という狭いホールのせいもあるのか、インストゥルメント・ナンバーのグルーブ感が心地良かったです。(Mikeのギター・コーナーとも言える) “Telster”と”Guitar Boogie Shuffle”はバンドとしての彼らを再確認させてくれました。TPの歌がなくても楽しめると言うのはスゴイことです。

この日の私たちのポジションは、ステージ向かって左サイド、Mike Campell と Benmont Tench の間の最前列。私は丁度、Mike Campbell の前だったので、彼から目を離すことができませんでした。彼のギター・プレイは最高でした。そして、とてもカッコ良かったのです。3人とも「Mikeカッコいい」と夢中になっていました。Tomはいつものあの表情で、ファンの顔を一人一人見るように歌っていました。相変わらず、茶目っ気たっぷりです。

彼らは心から楽しんで演奏していました。リラックスして寛いではいましたが、演奏自体には勢いがあり、まだまだR&Rているのは変わりません。サインボードとAlienのことで、少しだけライヴへの集中がそがれることもありました。でも、それらは私にとって素晴らしいライヴの記憶の大切な一部になっているのです。

位置は最前列、Mike の真ん前・ステージに肘を掛ける事が出来る程の最前列、Mike の聞いているモニターまでがよくわかる!! こいつは、すごいことだ!! Mike が何を欲しているかを理解することが可能だからだ。でも、Benmont は、足しか見れないのが残念だが… (J)

バンドの舞台上のまなざし。演奏中の Mike や Ben の真剣なまなざし。ささいな動きも見逃さないというあのまなざしこそ、バンドの魅力の最骨頂といえるのでは。ものすごくセクシー。(S)

#5 Sat, March 13th

1. Rip It Up
2. Jammin’ Me
3. Runnin’ Down A Dream
4. Other Woman Blues
5. Swingin’
6. Call Me The Breeze
7. Listen To Her Heart
8. You Don’t Know How It Feels
9. I Won’t Back Down
10. Mary Jane’s Last Dance
11. Good To Be King
12. Telstar
13. Homecoming Queen
14. Mona
15. I Got A Woman
16. Little Maggie
17. Lay Down My Ol’ Guitar
18. American Girl
19. The Letter
20. Heart Of Stone
21. Walls(no drums)
22. Angel Dream
23. Anyone Else But You
24. Echo
25. Guitar Boogie Shuffle
26. Room At The Top
27. Crazy Mama
28. I Don’t Wanna Fight
29. County Farm
30. You Wreck Me
– encore –
1. Hideaway
2. Sweet William
3. Free Fallin’
4. Gloria

21:15~23:40 ライヴ本編 (30曲)
23:45~24:10 アンコール (4曲)

2日目はTPとMikeの間の2列目のポジション。7曲目の途中、女の子たちが大挙して押し寄せて来たので、移動を余儀なくされましたが。私は幸運にもCathyの親切で彼女の前(TPの正面の2列目)に入れてもらうことができました。だから、2日目はTomさんばかり見つめていました。やはり他のものは目に入りません。

この日のTPはのっていました。途中、女の子たちが”American Girl”のリクエストを迫り、それに応じたことで気分が盛り上がったのかもしれません。結果、7日間で最長の34曲が演奏されました。アンコールが終わった後のTomさんは、いち早くステージから消えて出口へ。抱えられるようにして引き上げていく姿が印象的でした。

2日目は観客同士の喧嘩が多くて、Tomさん自身がステージから「No Fighting!」と注意する一幕も。また、それを聞いて皆が喜ぶ。Mikeもニコニコしていた。(S)

Tomさんの優しい Eye Contact… 2日目、曲名ははっきり覚えていないが、ちょうど良い場所に立っていたおかげで、何度か目を細めながら、あの独特の、でもとても優しい目で歌ってくれた。今でもあのまなざしを思い出すと、優しい暖かい気持ちになれる。1日目か、2日目か、ウィンクもしてくれた。(S)
(1日目の終り頃、ウィンクしてたよ。)

2日目は全体の音がほぼバランス良く聞ける場所だったし、よりLIVE感が溢れ出ていた。特に、Howie の Bass がさりげなくしっかりと立っていたから、ノリも厚みも格段に違う!! ついでに、Tom 達の煙草の本数も少なかった(笑)。女性陣は Tom の流し目光線にバタバタとやられていったが、僕は Tom の山師的な視圧にびびってしまった(同じ事か?)。(Tomもお客も)皆、踊りまくっていたので元の位置から動いていくのは他のライヴでも同じ事だが、曲中に感極まり(?)周りに話まくる娘がいたのにやぁ驚いた。文化の違いか?! (J)

** Songs(印象に残った演奏曲目について)

Runnin’ Down A Dream

この曲が始まった瞬間、ゴォーって音を立ててフィルモアが揺れたんだ。ホントだよ。圧倒的なドライヴ感と、観客全員とのうねりで本当に揺れていんだ。最前列だけあって、いい感じにアンプで割れた Mike のサウンドが静電気の様にビシビシと体に突き刺さってくる。「そうだよ!これがロックだ!泣きそうなくらい僕が大好きなものなんだ。彼等に辿り着いた僕は間違ってなかったんだ!!」後半の怒濤のソロが始まると Mike がこっちに近づいてきた!僕等の目の前60cm程で弾いてくれている!!僕は、この長く激しい語りかけに、息をするのも忘れるほど硬直していた。「やぁ日本から来たのか?小僧よ、楽しんでいってくれ。これがロックだよ」って。(J)

Swingin’

ニュー・アルバム『Echo』からの曲は、どれも素晴らしかったです。その中で私が一番気に入ったのがこの曲。ミッド・テンポのロックでゆったりした流れなのですが、演奏部分がとても美しくて涙が出そうなくらい。Scott Thurston のハーモニカ、そして Mike のギターが印象的に耳に残っています。(M)

なんだ、なんだ、いきなり靄がかかった幻想的な情景が広がってくるぞ?!緩やかな波がぐるぐると渦巻いて続いてく。”Mary Jane’s Last Dance”に初めて触れた時以上の衝撃だ!!これは、すごい曲だ!!Tomは情景という言葉を置いていき、どこか別世界から心情露わに聞こえてくるScottのハープ、レズリーを使い、長くどこまでも音をくゆらす為、体全体で揺らしているMikeのギター。荘厳な情景?!そうだ新譜のジャケ写だ!!遠くに立っている彼等の姿だ!!!(J)

I Don’t Wanna Fight

今回のショーの最大の驚きがこの曲。『ECHO』からのこの曲では何と、Mike Campbellが歌います!!Fillmoreに来る直前のML情報で「Mikeが歌う」のは知っていたし、列に並んでいる時にも前日のショーを見た人から聞いていました。ただ私は、それは「Mikeがコーラスで歌う」のだと思っていました。でもそうではなくて、彼がリードなのです。曲の後半はメンバーみんなのコーラスの応援もあり、とても強力なナンバーに。ストレートで激しいR&Rです。決して上手だとは言えないけど、Mikeの新しいチャレンジに拍手したいです。素晴らしいことです。(M)

I Won’t Back Down

いろいろな意味で一番心に残っているのはこの曲。1日目、この曲の始まりを予感して、サインボードをステージの縁に乗せました。私たちからの”I Won’t Down”でした。97年 Fillmore でのバージョンと同じように、少しゆっくりめのスピードで静かに力強く歌われました。会場のみんなもTPに合わせて歌い、とても厳粛な雰囲気に。2日目は丁度、TPの正面でこの歌を聞きました。その瞬間、周囲の音は全く聞こえなくなり、TPの声だけ私の中に入ってきました。そして、私の中には「諦めないよ。何としても頑張るからね」という気持ちが強く沸いてきました。ありがとう、Tom。(M)

It’s Good to Be King

ショーの中でも圧巻。Mike の様々なギターテクが存分に発揮される。あまりの美しさ、素晴らしさにぼうっとなってしまう。Eagles の”Hotel California”といった名曲に匹敵。それ以上かも。Mikeは銀色の四角いような形をしたもので、ギターに独特の音を奏でさせる。夢のような空間の中で聞くような音。これは絶対日本でも聴きたいナンバー。(S)

やはり Live はすごい(いけなかった方々には申し訳ないのだが…)。CD以上にその内面を遺憾なく発揮したのがこの曲でした。Live が終わり、疲れ切った体に酒を注いでいる時、ふっとつぶやいたのがこの曲だった。おどろくことに、せつこさんもこの曲が頭の中で回っていると言う。Mikeが織りなす泣きのギター!イーボを使った装飾そしてアルペジオ、空間を漂う Benmont の音、Tom を支えるリズム隊、悲しみを露わにギターをかなぐり続けるTom。やはり彼等は素晴らしく、そして美しい。後半のアルペジオの所で、Mikeはうなずきながら拍子をとり、次の構成に行く機会を Tom を見つめ狙っていた。交差する足までもへんてこだけど美しかった。(へたな絵参照↑) (J)

American Girl

“American Girl”は最初から2日目のリストに入っていたのか?女の子達が、かなりはじめのうちからリクエストコールをしていた。急遽リストを変えたのでは?Tomさんが、やろうかな…、どうしようかな…とじらしながら、始まった。客もいっしょに歌って大合唱となっていく。(S)

The Letter

2日目は”American Girl”のリクエストに応じた辺りから、TPはスッカリのってしまったようでセットリストを変えての演奏になりました。そこで登場したのがこの曲。私は曲名も演奏したアーチストの名前も知らなかったのですが、有名なオールディーズという感じで聞き覚えのある曲でした。多分向こうでは有名な曲だとみえて、会場中もすぐにのって周囲のみんなは一緒になって歌っていました。TP&HBにはこういう曲が良く合うし、実際彼らは無茶苦茶楽しそうでした。私はこれを聞きながら彼らのスイッチが入ったのを感じました。そこから、その日のショーは盛り上がり、7日間で最長になったのです。そして彼らはこの曲が気に入ったようで最後の2日間にも演奏されています。(M)

Homecoming Queen & County Farm

片やキメの多いゴージャスな8ビート、片や明と暗を使い分けたブギ。どちらも遊びの要素が多く、メンバー内でさぐり合いリードを取る様子も手に取るようにわかるほどで、Tom 達の楽しみが素直に表現され、それに感化され、おもわず体が動いてしまうシンプルなかっこよさがたまらない曲でした。(J)

Free Fallin’

2日目のアンコールについに登場。私の見た2日間で唯一、TP も Mike も、Rickenbacker を使用したのがこの曲でした。言わずと知れたこの曲を、彼らが演奏してくれるというだけで大満足です。そこにいたみんなが本当に幸せそうな顔で聞いていたはずです。(M)

2日目、まさかここで聞けるとは思わなかったこの曲が生で聞けた。恥ずかしいから内緒だよ、この曲が終わる頃涙が出てきた。似合わんかのぅ?まっ許せ!!(J)

Gloria

この曲を Fillmore の前にしっかり覚えておけば…。今回もほとんどアンコールのトリに使われ、Tomさんが語りで盛り上げていき、最後は風の声のごとく観客が G-L-O-R-I-A と歌う。97年版のブートCDを聴いていても、その時目の前に映画の1シーンのような風景が現れてくるものすごい歌。もういちど体験してみたいナンバー。(S)

僕はこれを唄いたかったんだ!THEM の名曲で Tom 達と一体になれる素晴らしい曲。ほぼアンコールの定番となってはいるけど、何回聞いても苦にもならないしびれる曲。Tom のあおりで僕等は感化され、打ち震えてしまう程の素晴らしい「何か」を与えられた。(J)

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