Dec-2014
グラミー賞ノミネート
12月5日に第57回グラミー賞のノミネートが発表され、Best Rock Album 部門 でTP&HBのアルバム『Hypnotic Eye』がノミネートされました。他の候補は Beck『Morning Phase』、Ryan Adams『Ryan Adams』、Black Keys『Turn Blue』、U2『Songs Of Innocence』。受賞すれば 2009年の映像作品『Runnin' Down A Dream』が<Best Music Video, Long Form>を受賞して以来の栄誉です。授賞式 は 2015年2月8日(日)にロサンゼルスのStaples Centerで行われます。日本ではWOWOWで生中継される予定です。
TPの Special Collectors Edition
雑誌「Rolling Stone」が1人のミュージシャンをテーマに過去のインタビュー、記事、写真などを新たな1冊にまとめ直すシリーズ<Special Collectors Edition>の新作に Tom Pettyが選ばれました。アメリカとカナダでは11月28日に発売済み。価格は12.99ドル。過去のアーカイブ以外に Mike、Benmont、Ron の新しいインタビューや同誌が選んだランキング記事<Top 50 Tom Petty Songs>等も掲載され ているとのことです。同誌最新号(12月18日号、46ページ)にはこの特別号の広告が掲載されています。
2014年のコンサート興行収入
北米におけるコンサート興行収入のランキングが12月に発表され、TP&HBは第8位にランクイン。1都市あたりの興行平均収入は 993,396ドル(約1億1,900万円)、平均チケット代は 89.53ドル(約10,700円)でした。ちなみに1位は One Direction、2位は Paul McCartney、3位は Katy Perry、4位は Britney Spears、5位は Luke Bryanでした。
今年も「Merry Minstrel Musical Circus」
Jonathan Wilson 主催、Mike Campbell サポートで2012年から開催されているチャリティーライヴ「Merry Minstrel Musical Circus」、3回目の今年は 12月13日(土)に開催されることになりました。場所はロサンゼルスの老舗ライヴハ ウス Troubadour。ゲストが誰になるのかはまだ発表されていませんが、過去2回とも Jackson Browne、Benmont Tench、Jeff Lynne は参加していますので今回も期待大。どのような曲が演奏されるかも気になるところです。当日の様子は次号でお伝えできると思いますので楽しみにお待ちください。
今月のランキング記事 *4題
1)イギリスの音楽雑誌「UNCUT」の2015年1月号の特集<Review of The Year>の2014年の新譜のカテゴリーで『Hypnotic Eye』は54位に選ばれていました。アルバムに関するコメントは残念ながら50位までしか掲載されていませんので単に名前が載せられているだけでした。
2)雑誌「American Songwriter」のサイトに掲載された<American Songwriter's Top 50 Albums of 2014>で『Hypnotic Eye』が37位に。
3)雑誌「Rolling Stone」が<50 Best Albums of 2014>と<50 Best Songs of 2014>をサイト上に発表し、『Hypnotic Eye』が26位、"Fault Lines"が37位にそれぞれ選ばれています。このランキングは同誌12月18日号(26ページ)にも記事として掲載されています。
4)ULTIMATE CLASSIC ROCK のサイトに掲載された<Top 10 Songs About Bosses>で『Echo』収録曲の"Free Girl Now"が8位に選ばれました。
Benmont インタビュー
jambands.com に Benmont Tench のインタビューが掲載されました。これは 「Relix」誌の編集長 Dean Budnickが行ったもので、彼によるインタビューは 9月29日にも同誌サイトに掲載されています。そこで語られていた大部分は Benmontが今年初めに発表したソロアルバム『You Should Be So Lucky』についてのものでしたが、今回のインタビューは多岐にわたる質問に答えています。推測ですが、 同じインタビューをアルバムとそれ以外のテーマに分けて別々に使ったのかもしれません。9月に掲載されたものも面白かったですが、今回のインタビューはさらに興味深い内容になっていますので是非お読みください。
Benmont が ツイッターで哀悼の意
11月20日(木)にサウンドエンジニアの David Brysonが故郷のスコットランド からアメリカに戻る飛行機を待っていた空港で脳出血に見舞われ急逝しました。業界では有名なエンジニアで TP&HB以外にも Rod Stewart、Diana Ross、Beach Boys等と仕事をしてきました。彼が亡くなったことを受け Benmont は自身のTwitterで「Oh dear Lord. Davey Bryson, never a better man, nor a better at his craft. All love & light to you, Davey. I swear, Davey Bryson was a flat-out genius at his trade. Such a loss, I can't even begin. Rest In Peace, my friend.」と投稿しています。
また、12月3日(水)にテキサス州オースティンで亡くなった名キーボーディスト Ian McLaganに対しても「Ian McLagan. What a joyous player. King of the Wurlitzer, giant of the Hammond & the rock & roll piano. Terrific memoirist. Damn damn damn. Rest in Peace, Mr McLagan. Not fair. Not fair at all. Damn.」と綴っていました。
TPの サイン入りCDオークション
TPがサインをした『Hypnotic Eye』のCDがオークションに出品されました。これは Phishのメンバーや Grateful Deadの Bob Wier 等が運営に参加している非営利団体 HeadCount の活動を支援するためのオークションで売上金は全て寄付され るとのことです。同団体はコンサート運営をする際に必要なボランティアを募る為の非営利団体ですが、活動目標の中に選挙への参加の呼びかけ、投票の重要性の訴求、若者の様々な活動への支援も掲げています。オークションは西海岸時間の12月16日(火)14時7分まで行われます。
ツアーで使用された音響機材
音響関連の最新情報を提供している FOH Online のサイトに TP&HBが2014年のツアーで使用した機材に関する詳細なレポートが掲載されています。ミキサー、アンプ、エフェクターの写真等も見ることができます。とても面白い内容ですの で、機材に興味のある方は是非お読みになってください。
Steve Ferrone セッション参加情報
Nathan East のツアーメンバーとして先月来日していた Steve Ferroneですが、Bryan Ferryの4年ぶりとなるアルバム『Avonmore』に参加しています。Steveは過去にBryanの2枚のアルバムやツアーにも参加しています。毎回豪華なメンバーが参加する Bryanの作品ですが、今作も ギターに Nile Rodgers、Mark Knopfler、Johnny Marr、ベースにMarcus Miller、コーラスに Ronnie Spectorと錚々たるメンバーがバックを支えています。海外では既に発売されていますが、日本盤はソニー・ミュージック・ジャパンから12月24日(水)にリリース予定です。
Nov-2014
Steve Ferrone 来日中!
Nathan East のツアーのメンバーとして Steve Ferroneが来日しています。韓国ソウルでの公演を終えて日曜日に到着し、既に1公演が行われました。この後の日程は東京が 11日(火)13日(木)、大阪が12日(水)、いずれも2ステージ制。チケットはビルボードライブサイトから購入できます。お時間のある方は是非どうぞ。
Steve に会って話を聞くことができました。内容は「Runnin' Down A Dream」ウェブサイトに掲載しています。
TP、Songwriters Hall of Fame にノミネート
優れた作詞作曲家を称える Songwriters Hall of Fame の2015年受賞者候補が発表になり、その中に TPの名前がありました。この賞は演奏をせずに純粋に作詞作曲をする<Non-Performing Songwriters>と演奏も行う作詞作曲家の<Performing Songwriters>の2部門に分かれていて、当然のことながら TPは<Performing Songwriters>でのノミネートです。この部門他に Elvis Costello、Vince Gill、Yusuf Islam、Cyndi Lauper、Steve Miller 等の名前も挙げられています。これから関係者による投票が12月15日まで行われ、Non-Performing Songwriters 部門で3組、 Performing Songwriters 部門で2組が選ばれ、来年の6月18日にニューヨークで行われる授賞式に於いて表彰されるという流れになっています。「TPの受賞が決まった」 とウソの情報を書いているサイトやブログがありますが、まだノミネートの段階のでご注意ください。
Benmont セッション参加情報
Neil Diamond の近況を伝える記事に10月末発売の彼の新作『Melody Road』にBenmont Tench が参加しているとの情報が掲載されていました。 Heartbreakersと Neilの関係と言えば Rick Rubin がプロデュースした『12 Songs』(05年)、『Home Before Dark』(08年)の2枚共に Benmont と Mike Campbell が参加していましたし、またカヴァーアルバムだった前作『Dreams』でも Benmotは演奏していました。今作は Neilにとって実に32枚目(!)のスタジオアルバム。以前の様なきらめきはあり ませんが、ここ10年の間に発売された作品同様の味わい深さが随所にあります。興味のある方は是非お聞きください。
メンバーがサインしたギターがオークションに
TP&HB の全員がサインしたエレキギターがオークションに出品されました。このオークションは10月13日から30日の間に入札が行われ、落札金額は全てアメリカのデンバーに本拠を置く環境保護団体<Rock The Earth>に寄付されるとのことです。
新しいギター関連ムックに TP の写真
10月27日に発売されたシンコー・ミュージック・ムック『フェンダー・テレキャスター・コレクション』のピンナップページに Tom Pettyの写真が掲載されました。 Rickenbacker以外の特定のギター本に TPが取り上げられるのは場違いな感じがする方もいらっしゃると思いますが、彼はデビュー直後から現在まで様々な種類のテレキャスターを弾き続けてきています。価格は1,620円。
Ron が Norman's Rare Guitars 訪問
ロサンゼルスにある有名ギターショップ Norman's Rare Guitarsのチャンネルに Ron Blair が同店を訪れた時に店主の Norman氏と一緒に撮影した映像が追加されました。Fenderの Jazz Bassを抱え楽しげに話す Ronの姿を見ることができます。
Oct-2014
Steve Ferrone がライヴで来日!
Benmont & Mike セッション参加情報
Benmont Tench がピアノで参加した Blake Millsのセカンドソロアルバム『Heigh Ho』が発売されました。プロデュースは本人自身。プロデューサー、ギタリストとして様々なミュージシャンを支えてきただけにゲストも多彩。コラボレイトした Fiona Appleを始め、Don Was、Jim Keltner、Griffin Goldsmith (Dawes)等が集結。独特の音像世界が心を捉えて離さない1枚です。是非お聞きください。
是非と言えば、BenmontとMike Campbellが参加した Stevie Nicks の3年ぶりのアルバム『24 Karat Gold - Songs from the Vault』もお薦めです。今作は1969年から1987年(2曲だけ94年と95年)に書かれた未発表作品ばかりで構成された 珍しいアルバムです。Stevieが自身の未発表曲を集めた海賊盤が YouTubeにアップされているのを見つけて耳にしたことが制作のキッカケになったと言われています。プロデュースは前作『In Your Dreams』同様、Dave Stewartと Waddy Wachtel、Stevie Nicksが務め、参加ミュージシャンは、Wachtel、Michael Rhodes、Dan Dugmore、Chad Cromwell、Lenny Castro等と実力派ばかり。11曲目の"Hard Advice"は「数年前にTomとの間で交わした会話をヒントした」とStevieは Nesweek 誌のインタビューで答えていますが、会話の具体的な内容が元になったというというよりは、2人の関係性を歌ったものではないでしょうか。歌詞にある「Sometimes he's my best friend」というのが Stevie と TP の間柄を物語っていると思います。日本盤は 11月5日(水)にワーナーミュージック・ジャパンから発売。
また、Jackson Browne の6年ぶりにのスタジオ作『Standing In The Breach』にも Benmont がオルガンとピアノで参加しています。「難局に当たる」というタイトル通り様々な困難に立ち向かう人々を彼らしい視点と豊かで温かく、そして強い声で歌い上げています。 バックを支えるミュージシャンの顔ぶれも豪華で常連の Mark Goldenberg を筆頭に、Bob Glaub、Kevin McCormick、Jim Keltner、Greg Leisz、Pete Thomas、Tal Wilkenfeld、Jonathan Wilson 等が参加しています。日本盤のみ Blu-Spec CD仕様でボーナストラックが1曲付いています。これもお薦めの1枚だと思います。
Benmont インタビュー
サンフランシスコで発行されている雑誌「Relix」のサイトに Benmont のインタビューが掲載されています。ソロアルバムに収録された曲の発想の源、Bob Dylan の"Duquesne Whistle"をカヴァーした経緯、自宅プールでの話、初めて Grateful Deadを観た時の思い出などを語っていて、とても面白い内容になっています。適度な長さで飽きずに読めると思いますので、興味のある方は是非ご覧ください。
Tom Petty モデルのギターが発売
Fender 社から Tom Pettyモデルのギターが限定発売されることになりました。 同社のアコースティックギター Kingman をベースに、細部までこだわり抜いた1本に仕上がったそうです。公開された写真を見ると黒いボディに金色のピックガードという仕様で高級感が漂っています。ヘッドの裏とサウンドホール内部にTPのサインがあるようです。 何故かサイン入りの『Hypnotic Eye』も特典で付いてくるとのこと。価格は5,500ドルで25本限定。売り上げの一部は表皮水疱症に苦しむ患者さん達を支援する非営利団体 Heal EB に寄付されます。
Sep-2014
プロモーション続報
<雑 誌>
◇ ドイツ版「Rolling Stone」誌 9月号の表紙をTom Pettyが飾りました。特集記事もありますが、これはUS版に掲載されたものと同じ内容です。
◇ もう1つドイツの雑誌です。週刊音楽誌「Musik Woche」7月25日号の表紙が『Hypnotic Eye』のリリースを大々的に告知していました。残念ながら雑誌の
中に記事は見当たりませんでしたが、表紙でこのように大きく取り上げられていたのは驚きです。
◇ サンフランシスコで発行されている音楽誌「relix」9月号の表紙と特集がTPでした。サイトはまだ更新されていませんが、現在発売中です。
◇ 「Total Guitar」10月号の特集<The 100 Greatest Riffs Of Time?>(P.56)で"Runnin' Down A Dream"が選ばれていました。
◇ 「Keyboard Magazine」9月号に Vox のミニ特集があり(P.61)、そこに Benmont Tenchのコメントが少しだけ載っていました。この中で Benmontは
「誤解されているようだけれど、"Don’t Do Me Like That" や Ryan Adamsの"Gimme Something Good"はハモンドB-3ではなく Voxを使って演奏した」と語っています。
<ウェブ掲載>
◇ カナダの日刊紙「The Province」のサイトに Benmont のインタビューが掲載されました。『Hypnotic Eye』がチャートで1位を獲得した直後に行われたようで「No1.アルバムを手にした感想は?」という質問に答えていたり、
2位に留まったアルバム『Damn The Torpedoes』の首位獲得を阻んだ Pink Floyd のメンバーとの逸話などもあり、分量は少ないですが中身は濃いお薦めの記事です。
◇ コネティカット州で発行されている週刊紙「CTNow」のサイトには Mike Campbellのインタビューが掲載されました。Benmont同様、Mikeもアルバムが No.1になった感想を尋ねられています。こちらも読み応えのある内容ですので、是非ご覧になってください。
◇ ヴィンテージや中古の楽器の売り買いを仲介するサイト Reverbが、Ron BlairとScott Thurstonにインタビューした映像が YouTube にアップされています。 このサイトは今年初めに Benmontへのインタビューも行っています。 Ronと Scott の2人だけへのインタビューというのはおそらく初めてのことでしょう。
まるで漫才コンビのような掛け合いもみられますので、よろしければ是非ご覧になってください。
日本のメディアでは …(続報)
<新聞・雑誌掲載された主なもの>
◇ しんぶん赤旗日曜版 9月7日号の芸能・テレビ欄(P.30)にも同アルバムのレヴューが掲載されました。筆者は音楽ライターの和田靜香さん。
◇ 「ヤング・ギター」9月号のアルバム・レヴュー(P.197、筆者は保科好宏さん)。これは同誌のサイトでも読むことができます。
◇ 「ストレンジデイズ」10月号の CD&DVD Review(P.137、筆者は杉山達さん)。これも同誌のサイトで読むことができます。
◇ 「ミュージック・マガジン」9月号ではアルバム・ピックアップ(P.110、筆者は赤尾美香さん)、アルバム・レヴュー(P.138、筆者は渡辺亨さん)の2コーナーで同アルバムを取り上げています。
Benmont セッション情報
Benmont が参加した Ryan Adams の約3年ぶりの新作『Ryan Adams』が発売されました。プロデュースは本人自身とミュージシャン/ソングライターとしても有名な Mike Violaが担当。 参加したミュージシャンは Tal Wilkenfeld(ベース)、Benmont のソロアルバムでもドラムを叩いていた Jeremy Stacey、Ryan の妻で歌手・女優の Mandy Moore 等。レーベルは Blue Note Records 。同社トップの Don Was 自らがA&Rを引き受けるという力の入れようですが、決してその期待を裏切らないアルバム に仕上がっています。ここ数年は不安定な活動を続けてきた Ryanが鬱憤を晴らすかのように全才能を傾けて制作した久しぶりの快心作だと思います。
もう1枚ご紹介。昨年惜しくも亡くなった Jack Clement の遺作『For Once and forAll』にも Benmont が参加しています。エグゼクティブ・プロデューサーは T Bone Burnett。Dan Auerbach、John Prine、Buddy Miller、Emmylou Harris 等が参加したこのアルバムの出来もかなり良いので、興味のある方は是非お聞きください。
Aug-2014
日本のメディアでは …
<新 聞>
◇ 朝日新聞 7月28日(月)夕刊の文化面 <for your Collection ジャズ&海外ポピュラー>に『Hypnotic Eye』のレヴューが掲載されました。筆者は萩原健太さん。デジタル版をネット上で読むことができます。
◇ 読売新聞 8月14日(木)夕刊に『Hypnotic Eye』のレヴューが掲載されました。
<雑誌>
◇ 「rockin' on」9月号 レヴューが掲載(P.153)。筆者は坂本麻里子さん。
◇ 「Player」9月号 レヴュー掲載(P.63)。筆者は永田裕さん。また巻頭特集として<JJ Cale Special>を掲載。その中に
TPの写真があり(P.13)、本文中にも若干名前が登場します。
<チャート>
◇ オリコン・ウィークリーチャート(7月28日~8月3日) <CDアルバム>部門 68位、<洋楽アルバム>部門 20位。
プロモーション続報
<ラジオ出演>
◇ SiriusXM's Town Hall with Tom Petty SiriusXM Radio の特別番組。TPはリラックスした様子でファンの質問に答えていました。7月26日(土)~ 放送。
◇ iHeartRadio Icons:Tom Petty Clear Channel ネットワークの iHeartRadio の1時間番組に出演。
<雑 誌>
◇ Rolling Stone 7月31日号の Review コーナー(P.67)で『Hypnotic Eye』が取り上げられました。8月14日号には
TPのインタビュー記事が掲載されています(P.44~47&66)。
◇ Uncut 9月号に特集記事掲載(P.56~61)。TP は今年再発売を予定している『Wildflowers』に対して自信たっぷりなコメントをしています。
<ウェブ掲載>
◇ USA Today TPのインタビュー動画(約4分)と
記事が掲載されました。
◇ Npr Music TPのインタビュー掲載。16分間のインタビュー音声も公開されています。
◇ MusicRader Mike Campbell インタビュー。新作の収録曲順にレコーディングの様子や使ったギターに関して詳しく解説しています。
◇ Digital Trends Ryan Ulyate インタビューその1 スタジオや機材に興味がなくても楽しめる内容です。
◇ Soundbard Ryan Ulyate インタビューその2 Ulyateの音に対するこだわりがよく分かる内容です。
Mastered for iTunes シリーズ
TP&HB関連のアルバムが Mastered for iTunes シリーズとして新たにマスタリングを施され、iTunes Store に登録されました。このシリーズに関しての説明はリンク先をご覧ください。 現状は mp3 のみのダウンロードで高音質音源は提供されていません。日本の iTunes Store でも購入可能です。ただし『Pack Up The Plantation~Live』は紙ジャケ再発時同様、今回も含まれていません(日米共に)。
TP 発言が波紋を呼ぶ
TPがキリスト教、及びEDM(Electronic Dance Music)を最近のインタビューで批判したことが波紋を呼んでいます。
最近の世界情勢、カソリック司教の児童虐待スキャンダルについて「人を殺すことが良い、何年も子供を虐待し続けるのが良い、なんて僕には言えない」「宗教はすべての戦争の根源になっている」と発言したところ、インターネット新聞 Huffington Post に大学教授が反論記事を投稿しています。
EDM に至っては「レコードを演奏する人を観に行くって?それは馬鹿馬鹿しい。(中略)ドラッグなしではつまらないだろうな。ドラッグ・パーティだろ」と斬ったところ、イベント興行者が「EDMがどういうものか見に来たければ名前入りのチケットを提供する」と反論している旨、雑誌「Spin」等で報じられています。
ツアースタート
8月3日(日)のサンディエゴを皮切りにツアーがスタートしました。日程は 10月 11日のロサンゼルスまで計36公演。8月11日の時点で4公演が終了していますが、 気になる演奏曲は… 8月7日(木)オレゴン州ユージーン公演では以下の20曲。新譜からは 3、5、10、15の4曲(8月5日は"Fault Line"を加えた5曲)、それ以外は昨年ツアーの曲目に近い内容です。
1. So You Want to Be a Rock 'n' Roll Star 2. Mary Jane's Last Dance 3. American Dream Plan B 4. Into the Great Wide Open 5. Forgotten Man 6. I Won't Back Down 7. Free Fallin' 8. Spike 9. Tweeter and the Monkey Man 10. U Get Me High 11. Rebels 12. Dogs on the Run 13. I Got A Woman 14. Learning to Fly 15. Shadow People 16. I Should Have Known It 17. Refugee 18. Runnin' Down a Dream
encore: 19. You Wreck Me 20. American Girl
今後のセットリストは随時 <HBJP>Facebook ページに投稿していきます。
No.1 on the Billboard 200
ついに No.1 を獲りましたっ!!!
TP&HBの新譜『Hypnotic Eye』が 8月16日付(集計期間 7/27~8/2)の Billboard 200 で第1位になりました。発売1週目の売上げは 131,000セットだそうです。デビューから約38年目の快挙。おめでとう、Tom Petty and
the Heartbreakers!!!
Jimmy Kimmel Live
新譜『Hypnotic Eye』リリース直後の 7月31日(木)に abcの人気TV番組 Jimmy Kimmel Live に出演。ツアーリハーサル中の Sonny Studios(Culver City)にホストの Kimmel と観客を招いて「American Dream Plan B」「Forgotten Man」「U Get Me High」の3曲を演奏。ライヴ初演のせいか若干硬めですが、ツアーに向けての期待も高まる内容でした。番組終了直後に3曲とも映像がアップされていますので、是非ご覧ください。
Jul-2014
『Hypnotic Eye』 リリース
ついに新譜『Hypnotic Eye』がリリースされました。7月29日夜の時点で輸入盤・日本盤(7月30日発売)とも店頭に並んでいます。
そして … Billboard サイトには「Tom Petty Set for First No. 1 Album on Billboard 200」という記事(7月30日付)が掲載されました。リリース1週目で10万枚の売上が見込まれる同アルバムは、TP&HBにとって初のナンバーワン・アルバムとなる可能性が高いとのこと。8月6日(水)に発表される次週の Billboard 200 を楽しみに待ちましょう!
TP インタビュー
新譜『Hypnotic Eye』の発売を控えて、TPは精力的に各種メディアのインタビューに応じています。前作以上に数も多く、またインタビューの内容もTPの現在の心情が伝わってきて興味深いです。
◇ Men's Journal / Tom Petty Still Won't Back Down
◇ Billboard / The passionate (and kinda pissed) Tom Petty
◇ L.A. Times / Tom Petty and the Heartbreakers, an L.A. band, stare at 'Hypnotic Eye'
◇ Q with Jian Ghomeshi (CBC Radio) / Tom Petty brings the snarl back on Hypnotic Eye
Ryan Ulyate インタビュー
イギリスの音楽サイト MusicRadar に 7月9日付で、前作の『Mojo』に続いて新作『Hypnotic Eye』でも TP & Mikeと共同プロデュースを務めた Ryan Ulyate のインタビューが掲載されました。アルバム制作の舞台裏をリアルに語ったインタビューを 7月11日発行のメールマガジン【Depot Street : vol.187】に翻訳掲載しています。(翻訳 by Shigeyan) 是非、ご覧になってみてください。
『She's The One』アナログ再発?
ネット上で『She's The One』(1996年)のアナログ盤が8月12日に再発されるとの情報が流れています。実際に予約受付を始めているサイトも複数あります。再発が本当であれば嬉しい話です。 日本盤CDは廃盤、輸入盤も最近はなかなか見掛けません。これをキッカケに隠れた名盤に光が当たってくれればと思います。
TP チャリティーオークションに協力
Blues Hall of Fame などを運営している非営利団体 The Blues Foundation の活動支援のためのオークションに TPのサイン入りレコード(2ndアルバム『You Gonna Get It』)が出品されました。オークションは 7月5日に終了しましたが、入札数30件で落札金額は565ドルになったようです。
雑誌掲載ネタ *7題
Mike Campbellのインタビューが「Guitar Aficionado」最新号(7/8月号)に掲載されました。この号は表紙も Mike でファンにとっては豪華版。お気に入りの Les Paul(59年製)を抱えて子どものような笑顔を浮かべています。同誌サイトに掲載された記事(抜粋)によれば、新作でも Les Paulの使用頻度はかなり高いとのこと。アルバムから1番最初に公開された"American Dream Plan B"でも使っているようです。
先月お伝えした「Keyboard Magazine」 6月号に掲載された Benmont Tench のインタビューを同誌サイトで読むことができるようになりました。専門誌らしく細かい点についても質問していますので、特に機材に興味のある方にはお薦めの記事です。興味のある方は是非ご覧ください。
6月26日に発売されたドイツ版「Classic Rock」誌の表紙と特集がTP&HBでした。確認できたのは表紙だけなので記事の内容・分量は分かりません。ドイツ版だけでなく本家のイギリス版でも同様の扱いがされることを祈りたいです。
「Rolling Stone」7月3日号の<Summer's Hottest Tours>でTP&HBが小さく取り上げられています(P.24)。この記事にはチケットの値段(最低 - 最高)が明示されていますが、彼らのチケットは 25-152ドルと書かれています。記事の中で比べると Paul McCartney は27-2,000、Queen は35-150、Rod Stewart とSantana のコンビは37-250、Phish は35-60とのこと。Queen と同じくらいの値段設定のようです。
イギリスの音楽誌「UNCUT」8月号の<New Albums>のコーナーで『Hypnotic Eye』が取り上げられています(P.63~65)。その中に Mikeのインタビューも掲載されていて「"U Get Me High"は『Wildflowers』制作時のデモテープにあったのをTomが見つけてきた」と語っています。
また同誌サイトに TP が Johnny Cash について語っているインタビュー記事が掲載されています。既出の話題もありますが、なかなか読みごたえのある内容です。興味のある方は是非お読みください。
最後は日本の雑誌の話題。「レコード・コレクターズ」2014年7月号のコラム<ストリング・ゼム・アロング>の連載2回目<南部白人層のメンタリティに触れてみる>で、TP&HBのアルバム『Southern Accents』とタイトル曲の歌詞について少しだけ触れています(P.171)。著者はジョージ・カックル氏。非常に面白いコラムなので是非、書店で手に取ってみてください。
今月のランキング記事 *2題
オランダの「Classic Rock Magazine」のサイトで<Top 10: De tien beste studio albums van Tom Petty (& The Heartbreakers)>という記事ががアップされています。おそらくオランダ語で「TP(&HB)スタジオ作品トップ10」と書いてあるのでしょう。全15枚のスタジオ作の中から10枚を選ぶことにどういう意味があるのかは不明ですが、選ばれた作品よりも5枚のアルバムが何故ランキングから落とされたのかという理由の方が気になります。
もう1つランキングネタ。海外の音楽サイト MusicRadarが<現在の音楽シーンで活躍するギタリスト40人がそれぞれの「お気に入りギタリスト」を選ぶ>というアンケート企画を実施しましたが、その中に Mike の名前が上げられていました。彼を選んだのは The Loved Ones の Dave Hause。意外な人物が Mike に注目してくれていたのには驚かされました。
Ringo のバースデイに Benmont 登場
7月7日(月)にハリウッドで開催された Ringo Starr の74歳の誕生日を祝うイベントに Benmont が参加しました。ファンによってYouTubeにアップされた10分程度の映像では 6分18秒辺りから Benmont 登場。人影に隠れてしまいハッキリと映る時間が短いですが、いつものように白い帽子を被っているので確認できると思います。最後の方(9分10秒辺り)で参加者の記念撮影が始まりますが、そこで嬉しそうにVサインを出す Benmont の表情が見られます。
また、Jim keltner、Joe Walsh、Glen Ballardと一緒に収まった写真を載せているサイトもありました。Glen の左脇からコッソリと出されたVサインが何となく可愛いです。
Benmont セッション情報
9月9日に発売される Ryan Adams の新作からの先行シングル(アナログ盤)"Gimme Something Good"に Benmont がオルガン(Hammond B-3)で参加しているようです。このシングルのジャケットを掲載しているサイト(JAMBASE)があるのでご紹介。参加ミュージシャンのクレジットも見ることができると思います。B面のギター(ソロ)は俳優の Johnny Depp が弾いているようです。
Steve Ferrone シグネチャー・モデル
Steve Ferrone のシグネチャー・モデル(Gretsch)に新しくスネアが加わるようです。発売元の神田商会のサイトによれば、口径は14インチの標準、深さは6インチ半のいわゆる<深胴>タイプのスネアなので重低音サウンドを好む方には最適かと思います。シェル(周りの部分)はアルミ製。ヘッドは Remo が付いているとの事。販売価格は60,000円(税抜)。ドラマーの方はご検討を。
Jun-2014
ツアー日程追加
6月20日付で、8月31日(日) Cumberland County Civic Center, Portland、9月11日(木) PNC
Bank Arts Center, Holmdel、9月16日(火) PPL Center, Allentown の計3公演の追加が発表されました。
チケット発売は、6月23日(月)から Legacy 会員、6月24日(火)から新規会員のHCCプレセールスが行われ、一般発売は 6月27日(金)からとなります。
雑誌掲載ネタ *4題
「Rolling Stone」誌(5月22日号)の<Playlist Special>に TP が登場して<My Favorite Music>というテーマで George Harrison の10曲を選んで発表しています。それぞれの曲に本人のコメントあります(掲載は45~46ページ)。
続いては新譜『Hypnotic Eye』に関する話題。「Rolling Stone」誌(6月19日号)の<The Playlist>のコーナーで新譜から公開された "American Dream Plan B"についてのレヴューが少しだけですが掲載されています(16ページ)。
雑誌「Keyboard Magazine」(6月号)の表紙と特集が Benmont でした。記事には見開き写真を含む 5ページが割かれています。専門誌ならではの濃い質問もあり、(無理やりジャズと結び付けている部分もありますが)全体的には面白い内容でした。
最後も Benmont の話題。イギリスの音楽雑誌「UNCUT」(7月号)に Bob Dylan の特集が掲載されていました。内容は Dylan の80年代の活動に焦点をあてたもので、その中で Benmont が Dylan との思い出や苦労した話を語っています(54ページ)。演奏するかどうかも分からない様々な曲を100万(Benmont 申告数)も覚えさせられたことや一度もリハーサルをしてない曲を突然ステージで始められてしまったことなど、いかにも Dylan らしいエピソードの数々が語られています。
「Rock 'n' Roll Guardian」
「Rock 'n' Roll Guardian」(Omnibus Press)が 4月末に日本の Amazon でも発売されました。全368ページ、写真類は本文とは別に24ページあり、その中には珍しいものも含まれています。内容としては TPの 人生を14章に分けて描いており、巻末にはディスコグラフィー等のデータを付属。今まで出版されたものと違いファンの視点で書かれたものなので手軽にTPの歴史を追いかけるには良い本ではないでしょうか。ペーパーバック版だけでなく Kindle版(電子書籍)でも発売されています。
今月のランキング記事
「Rolling Stone」のサイトが<歴代最高のデュエット・ソング TOP10>というテーマで読者投票を行い、6月4日付でその結果を掲載しました。このランキングの中にTP&HB と Stevie Nicks の "Stop Draggin' My Heart Around"が入っていました。気になる順位は … 是非リンク先のサイトでご確認ください。
『You Should Be So Lucky』アナログ盤特典について
Benmont の『You Should Be So Lucky』のアナログ盤特典のデジタルダウンロードが日本からはできない問題に関して Blue Note Records の親会社 UMG に問い合わせをしていましたが、ようやく回答がありました。そのメールによれば「申し訳ないが権利の問題でアメリカ以外の国でのダウンロードはできないことになっている」とのこと。残念ですが … アメリカに行ってダウンロードするしかない??ようです。
『Hypnotic Eye』 カバー&American Dream Plan B
『Hypnotic Eye』のカバーが公開されました。何とも不思議なデザインです。カバーに記された曲目は以下のとおり。
American Dream Plan B / Fault Lines / Red River / Full Grown Boy / All You Can Carry / Power Drunk / Forgotten Man / Sins Of My Youth / U Get Me High / Burnt Out Town / Shadow People
☆ 発売されるフォーマットは以下の通りです。 CD<US盤 / 日本盤>、Blu-ray Audio、FLAC(デジタルオーディオ)、アナログ<限定盤(2枚組)/ 通常盤(1枚)>
Rolling Stone サイトで『Hypnotic Eye』収録の "American Dream Plan B" を聴くことができます。
May-2014
『Hypnotic Eye』 日本盤
Warner Music Japan のサイトに日本盤発売の情報が掲載されました。タイトルは『ヒプノティック・アイ』(WPCR-15873/2,653円)、発売は 7月 30日(水)です。米国では 7月 29日(火)発売ですので時間差なく入手できるようですし、値段的にもほとんど変わりません。Amazon、HMV、Tower Records 等で予約を受け付けていますので、ぜひ日本盤の購入をご検討ください!
☆ 管理人は WMJ の回し者ではありませんが … 「日本盤購入」は TP&HB の日本での知名度の低さを嘆くファンとしてできるサポートの一つだと考えています。
2014年 北米ツアー情報発表
5月 20日付でオフィシャル・サイトに新譜とツアーの情報が掲載されました。アルバム『Hypnotic Eye』(Reprise Records)の発売は 7月 29日(火)。 ツアーは 8月 3日(日)から 10月 10日(金)まで計 30公演(うち2公演はフェス出演)。あわせて「Very SpecialI Guest」として Steve Winwood がオープニングを務めることが発表されています。
スケジュールは以下のとおり。プレセールス等の詳細についてはオフィシャル・サイトを参照してください。
date | city | venue | presale | publicsale | date | city | venue | presale | publicsale |
8/3 | San Diego, CA | Viejas Arena | 5/27 | 5/31 | 9/7 | Darien Center, NY | Darien Lake Performing Arts Center | 5/27 | 5/31 |
8/5 | Boise, ID | Taco Bell Arena | 5/27 | 5/31 | 9/10 | New York, NY | Madison Square Garden | 5/27 | 5/31 |
8/7 | Eugene , OR | Matthew Knight Arena | 5/27 | 5/31 | 9/13 | Hartford, CT | XL Center | 6/2 | 6/7 |
8/9 | San Francisco , CA | Outside Lands Festival | - | - | 9/15 | Philadelphia, PA | Wells Fargo Center | 5/27 | 5/31 |
8/12 | Portland, OR | Moda Center | 5/27 | 5/31 | 9/18 | Raleigh, NC | PNC Arena | 5/27 | 5/31 |
8/14 | Vancouver, BC | Pepsi Live At Rogers Arena | 5/26 | 5/31 | 9/20 | West Palm Beach, FL | Cruzan Amphitheater | 6/2 | 6/7 |
8/15 | George, WA | The Gorge | 5/27 | 5/31 | 9/21 | Tampa, FL | Tampa Bay Times Forum | 6/2 | 6/7 |
8/17 | Edmonton, AB | Rexall Place | 5/26 | 5/31 | 9/23 | Nashville, TN | Bridgestone Arena | 6/2 | 6/7 |
8/19 | Calgary, AB | Scotiabank Saddledome | 5/26 | 5/31 | 9/25 | Houston, TX | Toyota Center | 6/2 | 6/7 |
8/21 | Winnipeg, MB | MTS Centre | 5/26 | 5/31 | 9/26 | Dallas, TX | American Airlines Ce | 6/2 | 6/7 |
8/23 | Chicago, IL | United Center | 5/27 | 5/31 | 9/28 | Tulsa, OK | BOK Center | 6/2 | 6/7 |
8/26 | Toronto, ONT | Air Canada Centre | 5/26 | 5/31 | 9/30 | Kansas City, MO | Sprint Center | 6/2 | 6/7 |
8/28 | Montreal, QC | Bell Centre | 6/2 | 6/7 | 10/1 | Lincoln, NE | Pinnacle Bank Arena | 6/2 | 6/7 |
8/30 | Boston, MA | Fenway Park | 6/2 | 6/7 | 10/7 | Anaheim, CA | Honda Center | 5/27 | 5/31 |
9/6 | Arrington, VA | Lockn' Festival | - | - | 10/10 | Los Angeles, CA | The Forum | 5/27 | 5/31 |
* プレセールス日程は 「Legacy」メンバーのもの
<6/10追記> ツアー日程に若干の変更が出ています。9月30日、10月1日に元々予定されていた Kansas City, MO と Lincoln, NE が中止となり、代わりに同日程で Red Rocks Amphitheatre, Morrison, CO での公演が行われます。また、8月24日(日)に DTE Energy Music Theatre, Clarkston, MI が追加となっています。
ライヴ情報追加
「Rolling Stone」誌(4月10日号)に掲載された記事以降、新たに『Hypnotic Eye』に関する情報は出ていませんが、ライヴの情報が追加になりました。今回発表になったのは 9月4日から7日の4日間に亘って行われる ヴァージニア州の Oak Ridge Farm で開催される<Lockn' Music Festival>。TP&HBは3日目の6日(土)のヘッドライナー として出演。 同じ日には Phil Lesh、Wilco、Tedeschi Trucks Band、Garry Clark Jr.、Steve Winwoodらが出演します。気になるツアーの情報については公式なアナウンスは未だありません。
TP が ASCAP 表彰式に
先月お伝えしたとおり、4月23日(水)にロサンゼルスのLoews Hollywood Hotelで開催された第31回「ASCAP Annual Pop Music Awards」でTPが<ASCAP Founders Award>を贈られました。表彰の前には Lucinda Williams による演奏("Rebels"と"Runnin' Down A Dream")も行われ、その後でプレゼンターの Jackson Browne に紹介された TP が壇上でスピーチをしました。
当日の様子をよくまとめてある<HITFIX>の記事をご紹介させて頂きます。レッドカーペットでの TP へのインタビュー動画もあります。 また、記者たちの質問や写真撮影に応じる TP、Jackson Browne との 2ショットなどが見られる動画もありました。
TP が J.J. Cale トリビュート参加
Eric Claptonが、彼に多大な影響を与え、惜しくも昨年亡くなった J.J. Caleに捧げるために Eric Clapton &
Friends 名義でトリビュートアルバムを制作すると発表しました。タイトルは『The Breeze (An Appreciation of JJ Cale)』。その中に TP がヴォーカルで参加しています。
歌っているのは3曲で、"Rock And Roll Records" "I Got The Same Old Blues"
"The Old Man And Me"といずれも Cale の3枚目のアルバム『Okie』に収録されていたもの。 TP&HBは"I'd
Like to Love You Baby"もライヴで演奏しているので、 4曲も同じアルバムからカヴァーしたことになります。Mudcrutch
としてフロリダからロサンゼルスに来て、Shelter Records と契約した頃に同レコード会社から発売された作品なので、好きなだけでなく特別な思い入れがあるのかもしれません。
曲や参加ミュージシャンのクレジットは Clapton のサイトに詳しく書かれています。 残念ながらその中に J.J. Cale が大好きと公言している Mike や Benmont の名前はありませんでした。発売は7月29日(火)予定。日本の通販サイトにはまだ情報が掲載されていませんのでアメリカのAmazonのURLを参考まで。
Mike Campbell 最新インタビュー
Mike の最新インタビューが<Music-Illuminati.com>に掲載されました。このサイトはサンタバーバラ在住の音楽家 Jeff Moehlis 氏が運営しているもので、4月18日(金)に同地のライヴハウス
SOhO で Mike のサイドプロジェクトバンド The Dirty Knobs がライヴを行うということでインタビューを申し込み実現したようです。
前半は The Dirty Knobs の話題がメイン。このバンドの活動に対して Mike がかなり真剣に考えているのには正直驚かされました。後半は新譜とツアーに関する話題がメインですが、現時点では Mike にも分からない、また話せないことがあるようで、もどかしい感じは否めません。
インタビューは 4月9日(水)に電話で行われており、一番最後に Mike の居場所が出てきます。興味のある方はご覧を。
『You Should Be So Lucky』アナログ盤
CD発売から2か月以上経った4月下旬に『You Should Be So Lucky』のアナログ盤がようやく発売されました。仕様は180グラム重量盤2枚組でジャケットは見開きです。収録されているのはCDよりも2曲多い14曲。追加になったのは
Benmont が弾くホンキートンク調のピアノが耳に残るブギウギの "She's My Girl Now"と Booker
T. Jones のオルガンを思わせるインストの"After All I've Done For You"。2曲ともなかなかの仕上がりですが、特に後者はクラブで掛かっても不思議ではないくらいのグルーヴに満ちたノリの良い曲です。
最近の傾向としてアナログ盤にはデジタル音源ダウンロードの特典が付いてくるのですが、このアルバムの場合はダウンロードを試みても「日本からのアクセスには対応していない」旨が表示され当該ページを開けません。それだけが残念です。
Benmont がポッドキャスト番組出演
コメディアンで 俳優でもある Marc Maron がホストを務めるポッドキャスト番組<WTF (With Marc Maron) >に Benmont が出演しました。配信は 5月8日(木)から。 番組は76分ですが Benmont は14分から約60分間出演し、Marcの饒舌な喋りに引っ張られるかのようにいつも以上に話をしていました。特筆すべきは新譜の話題についてよりも、幼いころの音楽体験やハイティーンの頃、更には Mudcrutch 時代の話に多く時間が割かれていることです。Benmont がどのような音楽を聞き、自らのプレイに活かしてきたかが窺えます
Benmont の奏法解説
雑誌「Keyboard Magazine」のサイトに<5 Ways To Play Like Benmont Tench>というタイトルで Benmont の奏法を短く解説したページがアップされました。 その中には参考用の楽譜と解説が5つ掲載されています。楽譜のデモ演奏はページ下にある<SoundCloud>プレイヤーで視聴が可能です。音は若干チープですが、普段あまり聞くことのできない Benmont の弾くフレーにズ触れることができますので、興味のある方は是非どうぞ。
Steve に誕生日のサプライズ!
4月25日(金)に64歳の誕生日を迎えた Steve Ferrone。彼がアメリカのNPO団体<Little Kids Rock>の子ども達と一緒に The Beatles の"Birthday"を演奏している動画が YouTubeにアップされています。 映像は1分弱の短いものですが、演奏が終わるとサプライズで会場中が Steve の誕生日を祝って"Happy Birthday To You"を合唱。驚きながらもそれに合わせてドラムを叩く Steve。本当に嬉しそうな笑顔を見せています。
TP&HB 関連の新たな書籍
「Rock 'n' Roll Guardian」が発売されたばかりですが、それに続き「An American Rock and Roll Story」(Guardian Express Media発行/292ページ)というタイトルの書籍も発売されました。この本は Kindle版(電子書籍)でも発売されています。
ニセ TP&HB 、Stevie Nicks と共演?!
Stevie Nicks がアメリカのテレビ番組でパフォーマンスを披露した映像が YouTube にアップされ、4月末現在で400万回以上再生されています。その中身は人気番組「The
Tonight Show Starring Jimmy Fallon」(NBC)で Stevie と番組のホスト Fallon が 大ヒット曲"Stop Draggin' My Heart Around"をデュエットするのですが、単に歌っているのではなく、ミュージックビデオをそのまま再現しようと試みているのです。
Fallonはカツラを被り黒いギターを抱えてTPになりきり、バックには Heartbreakers に扮した4人を配置、Stevie は彼女自身を演じるというもの。楽器や洋服、映像のカット割りやスローモーション等の画面効果まで、できうる限りオリジナルを忠実に再現。まあ、努力は認めますが、微妙に似ていない部分が笑えます。ニセモノの TP&HBだけでなく Stevie もソックリさんに見えて仕方ありません。興味のある方は是非ご覧を… 笑えること間違い無しです。
ちなみに冒頭で(ご丁寧にも)「Stevie Nicks and Tom Petty」と曲を紹介しているのは元 Nirvana の Krist Novoselic と Dave Grohl です。
Howie Epstein が博物館企画展に
ユダヤ系アメリカ人は政治・経済だけでなく映画・音楽の世界でも重要な役割を果たしてきましたが、彼らの歴史を辿る企画展がミルウォーキーのユダヤ博物館で開催されています。題して<Jews Who Rock: A Musical History Tour>。期間は4月27日から8月10日まで。この中で Bob Dylan や Neil Diamond という有名ミュージシャン達に交じって、地元出身のユダヤ系ミュージシャンということで Howie が紹介されているとの事。具体的に何が展示されているかは不明ですが、彼が取り上げられるのというのは本当に嬉しい話です。会期中は各種セミナーが開催されるようですので、この夏にミルウォーキーに行かれる方は訪れてみてはいかがでしょうか。博物館のサイトには Howie の名前が掲載されていないので地元のサイトの記事を紹介します。
Apr-2014
TP&HB 新譜いよいよ発売!?
3月26日付でお伝えした TP&HB 新譜情報の捕捉です。
「Rolling Stone」誌(4月10日号)に掲載されたTPへのインタビュー記事「Petty's Maximum Rock & Roll」によると、新譜『Hypnotic Eye』は全11曲収録で夏頃の発売予定。収録予定曲として、"Burn Out Town"
"American Dream Plan B" "Faultlines" "Red River"
"Shadow People"などが挙がっています。記事の中でTPは新譜について「前作の『Mojo』とは違い純粋なR&Rアルバムを作ろうと試みた」と説明。新作でのヴォーカルを「初期2枚の頃のよう」とMikeが評したとも語っています。
今年のクリスマス頃に『Wildflowers』の再発を計画していること、昨年のニューヨークとロサンゼルス公演からセレクトしたライヴアルバムも計画中とTPは話しています。『Wildflowers』は2枚組で未発表曲10曲が収録される予定だそうです。
ライヴ情報も!
新譜情報に喜んでいたところ、ライヴに関するニュースも伝わってきました。
TP&HBが、8月8~10日(金-日)にサンフランシスコの Golden Gate Park で行われる<Outside Lands Music Festival>に出演します。現時点では出演日は発表されていません。TP&HB以外のヘッドライナーは Kanye West、The Killers。チケット(3日通し券)は、4月10日(木)午前10時(PT/ 西海岸標準時)から発売になるとのこと。
また、フェス出演を伝えたオフィシャルのニュースの中では「今年のツアー情報は間もなく発表」と書かれています。今後の情報に大いに期待です!
Benmont ソロ活動 続報
この1ヶ月の Benmont ソロ活動の情報です。
3月12日(水)には、2曲目の PV "Veronica Said"が YouTube にアップされました。今回はピアノではなくDuesenberg の Mike Campbell シグネチャーモデルを抱えている Benmont。ギターを弾く姿も様になってきました。
16日(日)にはロサンゼルスのクラシックロック専門局<KSWD>でDJに挑戦。番組サイトに選曲リストが掲載されています。
また、週替わりで放送されているラジオ番組<Acoustic Cafe>の3月17~23日の回に出演した Benmontは弾き語りで4曲聞かせてくれました。録音は2月7日(金) にニューヨークのライヴハウス SubCultureで行われたようで、その時の写真が番組の Facebookに掲載されています。
オンエアされた4曲は "Today I Took Your Picture Down" "Hannah" "Veronica Said" "You Should Be So Lucky"。最後の曲はギター、それ以外はピアノの名器 Steinwayを弾いたようです。Benmont 出演部分のみを編集してまとめた音源を番組サイトで聞くことができます(約36分)。
18日(火)にはラジオ番組に出演した際のスタジオライヴ映像が YouTubeにアップされました。撮影されたのは 2月28日(金)。ニューヨークのフォーダム大学が運営しているノンコマーシャルのラジオ局<WFUV>のスタジオA。3曲とも
Benmont の弾き語りですが、音質・画質共にかなり良いです。
"You Should Be So Lucky" "Come Back Again" "Veronica Said"
27日(木)には "You Should Be So Lucky"のスタジオライヴがサンフランシスコの音楽情報をメインに報じている雑誌<relix>のサイトにアップされました。 今までになくソリッドなリズムでかなり渋めの演奏、歌もなかなか良い感じです。
28日(金)には The SoundBard でインタビュー記事が公開。レコーディングへのこだわり、アナログ盤に対する偏愛をぶちまけています。
Bob Fest 情報
3月4日(月)に輸入盤、26日(水)に日本盤(Blu-ray/DVD/SHM-CD)が発売された Bob Dylan『30th Anniversary Concert Celebration (Deluxe Edition)』。その特設サイトがソニーミュージックの Bob Dylan 公式ページの中に作られています。 Dylan が現在来日公演中ということもあり、売れ行きはかなり良いという話も聞きました。21年前に発売されたものと比べると画質・音質共に格段に向上しています。 必見・必聴の作品ですので、是非お買い求めください。
TPが<Pono>に賛同
Neil Young が 2012年に考案し、開発に対して資金援助を行っている高音質デジタル音源システム<Pono>。このプレーヤーについて数多くのミュージシャンや音楽関係者が賞賛の言葉を語っているビデオが作られ、その中にTPも出演しています(1分6秒から約4秒間)。
Pono は3月11日(火)からクラウドファンディング(※1)・サイトの<Kickstarter>で支援を募集したところ目標の80万ドルをあっという間に達成し、現在は560万ドルに達しています。 支援金額は5ドルから5,000ドルと幅広く設定されており、400ドル(以上)のコースでは賛同したミュージシャンのサイン入りのPono(各500台限定)や手製の皮ケースを入手することができ、またPono が完成した際には公式サイトに名前を掲載してもらえる等の特典が付いています。TPのサイン入り<Pono>は既に予定数を終了してしまいました。 募集は4月16日(水)まで。興味のある方は是非 サイトをご覧になってください。
(※1) クラウドファンディング… 資金の提供や協力等を必要としている組織や個人に対して賛同する不特定多数の人が支援・協力を行うこと。機械等の開発だけでなく、映像制作の資金調達やスポーツ選手への支援など様々なパターンがあります。
TP が ASCAP から表彰
アメリカの著作権管理団体 ASCAPが 4月23日(水)にロサンゼルスの Loews Hollywood Hotelで開催する第31回「Annual Pop Music Awards」の中で、 TPが<ASCAP Founders Award>を贈られることが決まったようです。ASCAPというのはアメリカの大手著作権管理団体(非営利)の1つです。この団体に対する長年の功労を称えて今回賞を贈られることになりました。
Mar-2014
TP&HB 新譜情報
最新のRS誌(4/8号)に Tom Petty and the Heartbreakers の新譜に関する記事が掲載されるようです。それによると、アルバムのタイトルは『Hypnotic Eye』、発売は夏頃の予定だそうです。記事の中には数曲の曲名も書いてあるので、かなり確度の高い情報でしょう。いよいよですね!!
3月28日付でオフィシャルサイトにも掲載されました。記事はこちらで読むことができます。
Benmont ソロアルバム発売!
2月18日(火)に Benmont Tench 初のソロアルバム『You Should Be So Lucky』がリリースされました。日本では17日(月)に iTunes Storeからダウンロード販売がされ、CDは20日(木)辺りから手元に届き始めたようです。
アルバムに収録されたのは12曲で、トラディショナルソングの"Corrina, Corrina"とBob Dylanのカヴァー"Duquesne Whistle"以外の10曲が Benmont によって書かれたオリジナル。そのうち"Why Don't You Quit Leavin Me Alone"は1987年に発売された Rosanne Cashのアルバム『King's Record Shop』で取り上げられていますが、 残りの9曲は今回初めてレコーディングされたものばかりです。
同時に発売予定だったアナログ盤は、Benmont の Facebookに書かれた情報によれば4月15日(火)に延期になりました。アナログは180gの重量盤でCDに収録されていない2曲のボーナストラック("She's My Girl Now" "After All I've Done For You")が付く予定になっています。
また、このアルバムから前述の"Why Don't You Quit Leavin Me Alone"のプロモーションビデオが作られ YouTubeで公開されています。監督は Tom Petty の長女で多くのミュージシャンの映像を手掛けている Adria Petty が担当したようです。
Benmont ソロ活動!
アルバム発売にあわせて Benmont の精力的な活動は続いています。
2月9日(日)にはニューヨークのクラシックロック専門ラジオ局<Q104.3>に出演。番組のサイトではインタビュー風景と"You Should Be So Lucky"のギターでの弾き語りを見ることができます。
10日(月)にはロサンゼルスの Bernie Grundman Mastering でアナログ盤のマスタリングに立ち会った際の写真が掲載されました。
13日(木)はロサンゼルスの GRAMMY Museum でライヴを行いました。その時の写真が Getty Imagesにまとまっているので紹介しておきます。
15日(土)に Ultimate Classic Rock のサイトに掲載されたインタビューでは曲作りに関して、レコーディングを支えてくれた様々なミュージシャンやスタッフについて興味深い内容を語っています。
16日(日)に収録されたポッドキャスト<Live from High Fidelity>でもピアノやギターの弾き語りをし、自分の好きな曲をアナログ盤で掛けていました。この番組は無料ですので、iTunes で聞くこともダウンロードして後でゆっくり聞くこともできます。90分とやや長めなので時間のある時にどうぞ。
(番組の Facebook に収録時の写真が掲載されています。 )
18日(火)には「American Songwriter」誌のサイトにインタビューが掲載されましたが、同誌ならではの曲作りに特化した質問に対する Benmont の答えには興味深いものが多かったです。
20(木)~22日(土)の3日間はアルバム発売記念ライヴがロサンゼルスの Largo で行われ、最終日には TP、Mike、Scott、Steve が会場に姿を現し、アンコールで Mike が一緒に演奏したとのこと。
24日(月)には Glide Magazine のインタビューが公開。これはは少々長めですが、中身はかなり面白いものでした。この中で Benmontは「初めて会ったロックスターは?」の問いに「Tom Petty だ」と回答。その理由や考え方がいかにも彼らしいです。他にも作曲方法や好きなミュージシャンの事なども語っています。興味ある方は是非ご覧ください。
また同日にはロサンゼルス郊外ノースリッジのFM局<KCSN>に出演し、スタジオでインタビューの間に"You Should Be So Lucky" "Like The Sun (Michoacan)" "Hannah"の弾き語りを披露。内容はサイトで聞くことができます。(番組のTwitterに写真が掲載されています。)
25日(火)はABCのテレビ番組 Jimmy Kimmel Live! に出演し、"You Should Be So Lucky"と"Like The Sun (Michoacan)"を演奏。Benmontは歌い慣れてきたようでリラックスした表情を見せています。バックバンドのメンバーは<jambands.com>によると、Blake Mills (g)、Ethan Johns (g)、Sebastian Steinberg (b)、 Jeremy Stacy (d)、Z Berg (v) とのことです。
26日(水)には<radio.com>にインタビュー映像が掲載。 2分53秒という短いものですが、本人の口から語られると妙に生々しい内容もあります。Jeff Lynne はハモンドの音が好みじゃなかったんですね(苦笑)。
TP&HB 近況 !?
Benmont のいくつかのインタビューの中で言及された情報によれば、TP&HB の新譜の レコーディングはほぼ終了「it's close to done.」とのこと(このフレーズ、ここ半年くらい聞いているような気がしますが…)。 アルバム向けには相当数の曲を録音したようで、プロデューサーのTPと Mikeがどの曲を選んでどんな風に仕上げるのかを楽しみにしているそう。ツアーに関しては不明(何も聞いていない)とのことです。
Bob Fest 発売!
Bob Dylan『30th Anniversary Concert Celebration (Deluxe Edition)』が 3月4日に発売されました(配送は予定より数日遅れ)。DVDを入手して確認してみましたがケースの裏側にリージョンフリーのマークがあり、日本のDVDプレーヤーで視聴することができました。なお、画像サイズに関して先月のメールマガジンで間違った情報をお伝えしてしまいました。このコンサートの撮影自体がハイビジョンで行われていたとのことで、今回発売されたものこそが本来の姿ということになります。
画質も以前のものと比べると格段に向上していました。
今回の発売を記念して、NHK BS プレミアで2週にわたってこの映像が放送されることが決まっています。番組のタイトルは「ボブ・ディラン 30周年記念コンサート」。前編は 3月16日(日)23時から24時29分、後編は 23日(日)22時50分から24時19分。一般番組としてハイビジョン画質で全編が放送されるのは世界初とのことです。
『Greatest Hits』 再びチャートイン
2月最終週の Billboard 200(アルバムチャート)で TP&HBの『Greatest Hits』が 170位にランクインしました。1993年11月のリリースから20年以上経過した今もコンスタントに売れ続けているようです。 また、AC/DCの『Back In Black』(1980年発売) と Metallic aの『Metallica』(1991年発売)も123位、146位にチャートインしています。
記事では Nielsen SoundScan dataに基づき「累積販売数 820万枚」と記載されています。一方、出荷枚数による RIAAの認定では<Diamond Award(1,000万枚売上)>となっています。
1980年のライヴ・レビュー
「Los Angeles Times」紙が自らのサイトに、1980年1月22日に Inglewood Forum で 行われたTP&HBのライヴのレヴューを再録しています。若き日のTPの姿をとらえた写真も3枚掲載されていますので、興味のある方はご覧ください。
Feb-2014
精力的に活動する Benmont!
2月 18日(火)に初のソロアルバム『You Should Be So Lucky』をリリースする Benmont Tench ですが、発売を前に様々な活動を繰り広げています。
1月 11日(土)にはニューヨークで行われたピアニスト/SSWの Jon Regenのショウケースライヴでシンセサイザーを演奏。ここで演奏しているのは、Regenの『Revolution』(2011年)に収録されている"Delores"。相変わらずダンディです。写真と映像がアップされていますので、興味のある方はどうぞご覧ください。
1月 20日(月)は David Lynch Foundation による<Lifetime of Peace and Love Award>を授賞した Ringo Starr がセレモニーで数曲演奏。そのバックバンドの中に Benmont が含まれていました。
また、ヴィンテージや中古の楽器の売買を仲介するサイト<Reverb>に Benmont のインタビュー記事が掲載されました。この中で彼はピアノを始めた動機、Beatlesから受けた影響、愛器 Hammond C3のこと、Heartbreakers に対する信念、そして故 Howie Epstein への思い等を語っています。長くはありませんが、非常に面白い内容ですので是非ご覧になってみてください。
さらに、2月 6日(木)にはアリゾナ州ツーソンにある FM局 KLPX の朝の人気番組 The Frank Show の電話インタビューを受けたようです。出演後に番組のプロデューサーとTwitter で会話し、楽しんだ旨を呟いています。
また同日、ニューヨーク市の公共ラジオ局 WNYC の番組 SOUNDCHECK のインターネット放送にも出演、以下の5曲が流されました。
1. Veronica Said / 2. Blonde Girl, Blue Dress / 3. You Should Be So Lucky
/ 4. Why Don't You Quit Leaving Me Alone / 5. I Only Have Eyes for You(Flamingos)/ 6.
Duquesne Whistle
2/6 がアルバムから、1/3/4 はスタジオでのライヴ(3ではギターを演奏)。5 は「最もロマンティックだと思う曲」というお題で Benmont が選んだ曲。特筆したい のは 6 の Dylanのカヴァー。番組エンディングに少し流されただけですが、本家がギター中心のアレンジなのに対して、ピアノがメインのアレンジで(当然か) 何とも良い感じでした。Benmont のヴォーカルも Dylanを意識したかのような歌い方でそれもまた格好良かった。各曲の合間には、ギターの話題、TP との出会い等、 様々なことを楽しげに語っていました。時間は約33分。興味ある方は是非お聞きください(mp3もダウンロードできます)。
50th Anniversary
1964年 2月 9日に The Beatles が「Ed Sullivan Show」に出演してから丁度 50年。アメリカでは特別番組が放送されるなど盛り上がりをみせていますが、その影響をもろに受けた1人として、いくつかのメディアに TPのインタビューが掲載されています。13歳の少年 TPが受けた影響はいかに… 楽しそうに語る TPの様子が目に浮かぶような内容(文章は比較的容易)ですので、ご覧になってみてください。
Roger McGuinn 新譜 DVDに TP
Roger McGuinn のアルバム『Stories Songs & Friends』が 2月 1日に発売されました。中身は Rogerのソロライヴを収録したCD2枚と同日と思われるライヴ映像によるDVDが1枚。CDは The
Byrds 時代の曲がほとんどで演奏前に Rogerが思い出や逸話を語る構成。DVDは Roger の音楽遍歴に沿った流れで、最初の音楽体験~The
Byrds~ソロと彼の経験してきた諸々を笑いを交えて語る内容です。
その映像の中に Roger(個人および彼の音楽)の印象を知人・友人が語る部分が若干散りばめられており、そこに TPが登場しています。他にも Bruce
Springsteen、Chiris Hillman 等が Roger についてあれこれ語っています。残念ながら TPも含めて証言者の出演は短いのですが、演奏そして名人の域に達している
Rogerのトークを是非ご覧になってみてください。
今月のランキング記事
アメリカ人 2,000人へのアンケートで選ばれた<ドライブ中に聴きたい曲ベスト20 /ワースト20>をアメリカの自動車保険会社(Insurance.com)が発表しました。 その中に TP&HB、TP のソロから各1曲ずつが選ばれています。何が選ばれたのか気になる方は…ご自分の目で確かめてみてください。
"Learning To Fly" のレコーディング秘話
雑誌「サウンド&レコーディング・マガジン 2014年 2月号」(1月15日発売)の<Classic Tracks>で TP&HBの"Learning To Fly"が取り上げられています。このコーナーは有名な曲やアルバムのレコーディングに携わった関係者へのインタビューを元にそれらがどのようにしてスタジオで録音されたかを解き明かしていくものですが、 今回はエンジニアの Richard Dodd が貴重な証言を数多くしてくれています。George Harrison との仕事から始まり、Jeff Lynne のパートナーとなり、TP&HBのレコーディングに参加した経緯を、その場に居合わせた人物だからこそ語ることのできる興味深い逸話を交えて話していますので、興味のある方は是非お読みください。記事はP.62~67にあります。
Vintage Guitar Magazine のアーカイヴに登場
雑誌「Vintage Guitar Magazine」がインターネット上でアーカイブを公開しています。今回アップされたのは 2001年 2月号に掲載された「Rickenbacker Electric12-Strings Double-bound for Glory」という記事でタイトル通り Rickenbacker の12弦ギターを特集した短いものです。 この中に Mike Campbell の所有で『Damn The Torpedoes』のジャケットで TPが抱えていたあの<Rickenbacker 625-12>の本物の写真が掲載されています。写りのせいでしょうか傷みがかなりあるような印象を受けました。最近ステージで見かけないのはそのためかもしれません。今にもあのきらびやかな音が聞こえてきそうな写真ですので、ギター好きの方もそうでない方も是非ご覧ください。
The Dirty Knobs ライヴ
Mike 率いる The Dirty Knobs が1月 25日(土)にベネフィットコンサートに出演、その時の映像が YouTube にアップされています。曲名は明記されていませんが Johnny Cash もアルバムでカヴァーした Soundgarden の"Rusty Cage"です。
Steve Ferrone
ロサンゼルスの有名楽器店 Guitar Center 主催のドラムコンテスト<Drum Off>最終日(1月 18日)のステージで Steve Ferrone と Benmont Tench が演奏しました。 曲は Average White Band の"Pick Up The Pieces"。この演奏には Steve と Benmont 以外にも Paul McCartney ファンならご存知の Hamish Stuart(元A.W.B.)、名ベーシスト Will Lee などが参加。さらに、あの Steve Perry(元 Journey)が何故かパーカッションで参加! 病気療養中と伝えられていましたが、元気な姿を見せてくれています。YouTube に映像がありましたので興味のある方はどうぞ。
Jan-2014
『ボブ・ディラン 30周年記念コンサート』CD/DVD/ブルーレイ
1月 11日付でお伝えした「Bob Dylan 30周年記念コンサート」の映像・音源の再発が正式に発表されています。発売日は US盤が 3月 4日、日本盤は(来日公演直前)3月 26日です。TP&HB も出演した伝説的なイベントの記録を手にすることができるのは何よりです。
TP&HB新作、2014年に楽しみなアルバムの1枚に
カナダ Toronto Sun紙のサイトに「2014年に楽しみなアルバム10枚」が挙げられ、うち1枚に TP&HB の新作がランクインしています。他には、U2、Foo Fighters、 Don Henley のアルバムがランクインしているほか、Johnny Cash の未発表作『Out Among the Stars』(3月 25日発売予定)も挙げられています。
1stアルバム、全曲オンエア
12月26日に放送された Inter FM「Barakan Morning」の人気コーナー<名盤片面>で 1stアルバム『Tom Petty & the Heartbreakers』の両面がオンエアされました。 いつもはアナログ盤の片面だけを掛けるコーナーなのですが、Peter Barakan 氏がこのアルバムの大ファンで、しかも両面合わせて30分35秒という短さなので、今回 は予定を変更して急きょ全曲オンエアという快挙に至りました。ファンとしては本当に嬉しい限りです。番組のアーカイブにレコードを手にする Barakanさんの写真があります。
聞きそびれた方はこちら … 番組のファンの方が内容を書き起こしているブログで当日の様子が手に取るように分かります。サイト主さんに感謝です。
ロックのドキュメンタリーにTP出演
イギリスのテレビ BBC FOUR で放送される3回シリースの番組「Born To Be Wild:The Golden Age Of American Rock」の初回<Riders On The Storm>にTPが出演します。この番組はアメリカのロック黄金時代を3回に分けて追いかけるもので、ミュージシャンへのインタビューや貴重なパフォーマンスも見られるようです。 放送は 1月 10日(金)。TP以外にも Alice Coope、John Densmore (Doors)、Ray Manzarek (Doors)、Doug Clifford (C.C.R.)、Martin Balin (Jefferson Airplane)、Wayne Kramer (MC5)、John Kay (Steppenwolf) 等が出演とのこと。是非見てみたいです。
(2/11 追記) TPは 1月17日放送の2回目と1月24日放送の3回目にも出演していました。初回は60年代のシーンの回顧でコメントを語り、2~3回はTP&HBの活動が取り上げられていました。
Bob Fest 再発か?
まだ噂ですが、1992年10月16日に開催された Bob Dylan のデビュー30周年を祝ったイベント「30th Anniversary Concert Celebration」のCD、DVD、Blu-rayが「今年の3月もしくは4月に発売されるのではないか」という話が持ち上がってきています。噂の元は、このイベントに参加してブーイングを受けた Sinead O'Connor のサイトで、昨年12月 6日に「再発に関してSonyから打診された」旨を書いたのが発端です。93年に CD、VHS、そして欧米ではLDと3種類のメディアが 発売されましたが、現在は全て廃盤で入手困難になっています。この噂は果たして本当なのでしょうか? 事実であれば嬉しいですが。続報を待ちたいと思います。
「Sound City ~ Real To Reel」テレビ放送
Dave Grohl が監督・プロデュースし、TP、Mike、Benmont が出演したロサンゼルスのスタジオ Sound City のドキュメンタリー映画「Sound City ~ Real To Reel」が1月25日(土)15時から WOWOWライブで放送されます。 名作を数多く生み出したスタジオの歴史や思い出を様々なミュージシャンや関係者が語りつくす必見の映画です。是非ぜひご覧ください。
「Merry Minstrel Musical Circus」大盛況
昨年12月20日(金)、21日(土)にロサンゼルスの Troubadour で開催されたでチャリティーイベント「Merry Minstrel Musical Circus」。2回目となる今回は前回以上の盛り上がりをみせたようです。参加したミュージシャンは昨年も出演した Jonathan Wilson、Mike Campbell、Jackson Browne、Benmont Tench、Jeff Lynne に加えて、 今年は Lucinda Williams、Dawes、Joe Walsh、Susanna Hoffs、Jim Keltner らも参加しました。あまりの豪華さに目が眩みそうです。こんなライヴ、一度で良いから見たいものです。当日の詳細なセットリストはこちら。